インディカー第16戦:パワーとの新旧スピードスター対決をハータが制し2度目のポール。琢磨はQ1敗退

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2019年09月01日 12:01  AUTOSPORT web

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2度目のポールポジションを喜ぶコルトン・ハータ
インディカー・シリーズ第16戦がポートランド・インターナショナル・レースウェイで開催。31日に行われた予選は、ルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)が今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。

 昨年ポートランドで勝利した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、Q1で敗退し、17番手から決勝レースに挑む。

 終盤の3連戦ラストを飾るポートランドでの第16戦。予選前のプラクティスでは、前日トップタイムをマークしたルーキーのハータがひとり57秒で走行し、予選へ向けて盤石の準備を整える。

 ふたつのグループに分かれて走行が行われるQ1。グループ1は、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップ通過。ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)と続き、ホンダ勢がトップ6を独占する。

 ポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は7番手と手痛いQ1敗退。佐藤琢磨もスピードは伸びず9番でQ2進出はならなかった。

 グループ2は、ハータがトップ通過。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が2番手、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)と続く。ランキング2位のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)も9番手とQ1敗退に。


 12台で争うQ2でもパワーとハータの新旧スピードスターが上位を争う。パワーは、57秒4156を記録しトップ通過。ハータ、ハンター-レイ、ジャック・ハーベイ(マイヤー・シャンク・レーシング)が4番手と躍進。チップ・ガナッシのふたり5、6番手でファストシックスへと進出した。

 シボレー勢はパワーのみとなったファストシックス。まずはディクソンがトップタイムを記録。そのタイムをハータが逆転する。パワーは、1アタックのみの作戦で57秒8303を記録しトップを奪取する。

 ディクソンが迫るも0.053秒及ばず。残るはルーキーのハータのみに。ハータはラストアタックで57秒8111を記録。パワーを逆転し、新旧スピードスター対決はハータに軍配。今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。

「とてもうれしいね。最後のアタックで獲得したので、みんな緊張していたし、より甘美なものになったようね。無線でポールを獲得したとわかった時、みんなの声援が聞こえてとてもクールだった。素晴らしレースペースを持っているので、ビクトリーレーンに行きたいね」とハータ。

 17番手で決勝レースに挑むことになった佐藤琢磨は、「いい予選になるように試みましたが、次のラウンドに進む十分なスピードはなかったです。かなりいいクルマに仕上がっていると思っていたので、次に進まなかったのは残念ですが、レースに向けてはとてもポジティブに感じていますよ」と琢磨は語っている。

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