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「発達障害ではないですか?」の罠

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2019年09月01日 21:52  All About

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写真文部科学省の発表によると、発達障害の子どもは通常学級に約6.5%の割合でいるとされています。
文部科学省の発表によると、発達障害の子どもは通常学級に約6.5%の割合でいるとされています。

子どもが先生から「発達障害ではないですか?」と疑われたら

文部科学省の発表では、発達障害の子どもは通常学級に約6.5%の割合で存在するとされています。

クラスの人数にもよりますが、この割合は一般的に1クラスに2〜3人いるということになります。幼稚園・保育園・学校生活を送る中、「お子さんは発達障害ではないですか?」と疑われたら、親御さんは不安を抱えてしまうでしょう。

ここでは、子どもが発達障害を疑われた際にどうしたらよいのか、医療観点ではなく、教育現場の観点から親の関わり方について考えてみたいと思います。

診断は受けた方が良い

私は長く小学校の教員をしており、その後、大学で教育学を教えています。私の経験では、もし発達障害が気になるようであれば、知能検査は受けておいた方が良いと思います。受けることで、その子どもの発達の現在位置が分かるようになります。

知能検査は「WISC-検廚覆匹現在は一般的です。PRI(知覚推理指標)、PSI(処理速度指標)、VCI(言語理解指標)、WMI(ワーキングメモリ指標)の4つの指標で評価され、その子どもの発達の状態を調べるものです。

色々な見方がありますが、私は「知能検査」は「人間ドック」のようなものだと捉えています。詳しい状況が分かることで、次に何をすべきかが見えてきます。

一般的に病気の治療とは、血液検査やMRIなどといった必要な検査をした結果をもとに治療方針が立てられ、進められていきます。 発達障害が疑われる子どもに対する知能検査は、そういった検査などに相当します。

検査の結果、子どもの発育・発達における現状が見えてくることで、次にすべきことが分かるようになります。親も教師も何となくやっていたことにきちんと理由づけをすることができ、その子どもの特性に合った対応を取りやすくなります。

一方で注意したいのは、こういった診断もその子どもの個性の一面を切り取ったものであること。子どもの個性はこういった診断だけで捉えるべきものでもありません。

発達障害と診断されることもありますし、グレーゾーンとされることもあります。どちらにしても知能検査を受けることで、その子どもの発育・発達の現在位置が見え、そのことにより親が次の行動をどう取るべきかが見えてくることが大切です。


 その子らしく生きていくために親ができること

1.「宝石の原石」だと理解する

これまで社会を変えるようなことをしてきた人の中で発達障害が疑われる人はたくさんいます。

エジソンを始め、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズなど、たくさんの人の名前が挙がってきます。 ある部分で尖った才能がある人の場合、他の部分で劣ってしまっている場合もあります。

どうしても親や教師は、そのへこんでいる(劣っている)部分に目がいってしまいがちです。へこんでいる部分ばかり気にしすぎることで、子どもを注意することが多くなってしまいます。また、心配する機会も多くなってしまいます。そうではなく、その子どもの良い部分に目を向けていくことで違った状況になる可能性があります。


2. 発達のデコボコを意識し、なるべく褒める

これまで「宝石の原石」が適切に磨かれず、モノにならなかったケースはたくさんあるのだと思います。社会を変えるような人とはならないまでも、将来、その子どもの個性が良い形で日々の暮らしの中で発揮できるようになることを目指していきたいものです。

そのためには、その子の変えていった方が良い部分は意識はしながらも、できるだけ良い部分を褒めるようにすることが大切でしょう。褒められることで情緒が安定し、自己肯定感が高まり、そのことが生活全般に大きく影響を与えます。

子どもは叱られてばかりだと、自己肯定感が高まりません。「どうせ自分なんて……」となり、生活全般が後ろ向きになってしまいがちです。こういったことが学びの質の低下や周りの子どもとのトラブルなどのきっかけとなるケースもあります。


3. 子どもが将来、活躍できる場所(職業)を意識する

学校の教員は1年間、長くとも数年間の関わりでしかありません。その点、親はその子どもに長期間関わることができます。その子どもの特性を理解し、継続的なフォローアップをしていくには親の役割が大事になります。

私が以前関わった子どもの中に、落ち着きはなく、勉強は少し苦手なのですが、香りには非常に敏感な子どもがいました。

その子どもは11時位になると、微かに漂ってくる給食の香りからその日のメニューをよく指摘していました。他にも、私では感じられないような、焦げ臭い匂いや、雨が降る前の匂いのようなものをよく指摘していました。

その子どもが、もしそういった能力を活かせるような職業に就くことができたら本当に素晴らしいことです。

例えば、香水の調合をする人やワイン・ウイスキーなどのブレンドをする人などです。 逆にその子どもの良さが出せず、苦手な部分が前面に出てしまうような職業もあります。そういった職業に就いてしまうと、本人も不幸なことですが、周りの人にとっても不幸なことです。

世の中には多種多様な職業があります。その子どもの特性からどういった仕事が合うのかということを子どもが小さい頃から親が意識しておくことは、子どもの育ちにおいて大きくプラスに働くことでしょう。

ここでは、発達障害に関連し、教育的な視点から親の子どもへの関わり方などをまとめました。

発達障害が疑われる子どもだけではありませんが、親の関わりは子どもの育ちにおいてとても重要です。発達障害が疑われる子どもは、さらに親を含めた周りの人の関わりが重要になってきます。子どものより良い育ちのためのフォローができるような大人でありたいものです。
(文:鈴木 邦明(子育て・教育ガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • 公立高校へ行こうとすと、全教科まんべんなく良いスコアを出さないといけない。 器用にできる子は良いけど、グレーゾーンの子は無理して疲弊する。
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  • 発達テストは身体検査くらい当たり前にした方がいい。専門的な治療や訓練をうける権利だってある。これ、躾でどうこうならない事って世間の人は認知してないのかな? https://mixi.at/aexDdbb
    • イイネ!16
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