プロ注目の日体大・北山投手に小・中学時代のことを聞いてみた

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2019年09月03日 17:02  ベースボールキング

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「もっと早くから目的意識を持って取り組めたら良かった」と小中学時代を振り返ってくれたのは、横浜高校時代は控え投手だったものの、大学で成長してドラフト候補にまでなった北山比呂投手。小学生時代は硬球が怖くて野球はあまり好きじゃなないと感じていたそうですが、「だんだん野球が楽しい」と思えるようになったとのこと。さて、何がきっかけだったのでしょうか?



■あまり好きじゃなかった野球
――野球を始めたのはいつからですか?
北山「小学校3年生の時ですね」

――野球をやるきっかけは何でしたか?
北山「父も横浜高校で野球をやっていて、その影響もあって物心つく前から野球で遊んでいました。父は阪神で二軍のコーチをされている高橋健さん(元広島など)と同じ学年です」

――お父さんもピッチャーでしたか?
北山「いや、内野手だったそうです」

――小学生時代は周りにサッカーやバスケットをやっている友達も多かったと思いますが、そっちをやりたいなとは思ったりしなかったですか?
北山「確かに同級生で野球以外のことをやっている子も多かったですけど、自分は野球が一番得意だったので自然と野球を選びました」

――野球以外には何かスポーツはやっていましたか?
北山「スイミングも少しやっていましたけど、通っていたスクールがつぶれてしまって半年くらいやっただけでした」

――お父さんは厳しかったですか?
北山「いや、そんなことはなかったです。ただ小学校3年生で瀬谷リトルに入ったんですけど、硬式だったので怖いという思いがあって、正直あまり好きじゃなかったです」

――それでも続けられたのはなぜだと思いますか?
北山「みんなで試合して勝ったり、抑えたり、打てたりするようになって、だんだん野球が楽しいなと思えるようになりました。人数もそんなに多くなかったので、全員試合に出られたのも良かったかもしれません」

――練習は厳しかったですか?
北山「練習自体は土日だけで、今思うとそれほど厳しいことはなかったと思います」



■もっと早く持つべきだった「目的意識」


――中学時代はどれくらい練習していましたか?
北山「瀬谷シニアは月曜日だけ休みで平日も毎日練習していました。だから学校の部活は入っていなかったです。でも練習は多かったですけど、小学校より少し厳しかったくらいで、そんなにガンガンやっている感じではなかったです」

――横浜高校に進学したのはやはりお父さんの影響ですか?
北山「最初はそんなに考えていなかったんですけど、一度試合を見に行ったら強さに圧倒されて、ここでやりたいなと思うようになりました。当時は柳さん(裕也・中日)がエースで、浅間さん(大基・日本ハム)や高浜さん(祐仁・日本ハム)が1年生で出ていた時でした」

――小中学校時代にもっとこうしておけば良かったということはありますか?
北山「単純にもっと練習しておけば良かったというのと、もっと考えてやっていれば良かったなとは思います。小学校や中学校の頃は考えなくても体が動きますし、成長して上手くなるんですけど、だからこそいろいろ考えてやっていたらもっとできるようになったんじゃないですかね。」

――具体的にいうと?
北山「チームの練習だけで満足してしまっていましたね。もっと早くから目的意識を持って取り組めたら良かったと思います。言われなくても自分でやれるような選手が早くから凄い選手になると思うので」

北山選手、ありがとうございました!

(取材:西尾典文/写真:編集部)

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