「エズミ」が2年ぶりのショー開催、東京のランウェイで2020年春夏コレクションのトップバッターに

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2019年09月03日 23:32  Fashionsnap.com

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「エズミ」2020年春夏コレクションのランウェイショーより Image by: FASHIONSNAP.COM
江角泰俊の「エズミ(EZUMi)」が、2年ぶりにショーを開催し、2020年春夏コレクションを発表した。東京で開催される本格的なランウェイショーのトップバッターで、会場は原宿駅前の商業施設「ジング(jing)」。「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」からブランド名を変更してから初めてのショーとなった。
>>江角泰俊によるヤストシ エズミが2018年秋冬「エズミ」に、新たなブランドロゴも披露

 新ブランド名は、海外展開の本格化に伴い2018年秋冬シーズンから使用。中国などアジアを中心に卸先が増加し、海外の売上比率は全体の約2割まで伸長した。
 また江角自身は「シュウ ウエムラ(shu uemura)」のメーキャップスタイリストのユニフォームや「コスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)」ウィメンズのクリエーティブディレクター、舞台芸術、日本航空(JAL)のスタッフ制服といった様々なデザインを手掛けており、多岐にわたる活動は自身のブランドにも良い影響があるという。今シーズンはブランドを改めて発信する好機と捉え、ランウェイショーの再開を決めた。

 2020年春夏コレクションはスペインの建築家サンティアゴ・カラトラバ(Santiago Calatrava)の作品から、動物の骨や骨格など自然界の構造物を建築に反映するメソッドに着想。人体のフォルムにおけるポイントを肩と腰と捉え、ベルトやドローストリングで絞る・吊るといった方法で構築的なシルエットをデザインした。カラーパレットには、アートディレクターの多田明日香による押し花を用いた作品から、マゼンタやイエロー、グリーンを採用。ネイビー、ホワイト、ベージュなどのベーシックカラーとのコントラストを効かせ、シュウ ウエムラが担当したメーキャップの上下異なるカラーのリップと同様に、バイカラーもポイントになった。

 ブランドの定番となっているプリーツを組み合わせたスカートやワンピースには、オリジナルのチェック柄3種類を組み合わせたグラフィックを取り入れた。構築的なドレスルックの一方で、ソフトな素材でクールとセクシーが同居するパンツルックも登場した。
【全ルック】エズミ2020年春夏コレクション
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