山口達也、“公園で5時間”直撃インタビューに表れていた「矛盾」

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2019年09月04日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

「女性セブン」9月12日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 韓国で数々の疑惑が指摘されている“たまねぎ男”ことチョ・グク氏が会見を行ったが、その所用時間はなんと10時間超えだったという。対し日本の吉本興業社長・岡本昭彦氏は5時間超え。しかしグダグダぶり、話が噛み合わないぶりは岡本社長の圧勝だと思った。

第473回(8/22〜9/3発売号より)
1位「山口達也 激白300分!『TOKIO解散報道』『ジャニーさんとの別れ』」」(「女性セブン」9月12日号)
2位「向井亜紀 あの双子が選んだ『代理母のアメリカ』入学式」(「女性セブン」9月12日号)
3位「小室圭さん&“消えた”母『結婚問題』打開へ――『まさかの逆提訴』検討中」(「女性自身」9月17日号)

 すごいスクープ&インタビューだ。「女性セブン」による元TOKIOの山口達也インタビュー。公園にいた山口を直撃したという「セブン」。最初は取材を拒否したが、TOKIOの話をすると公園の階段に座って話を始めたという山口。わざわざ最後の告白だと「セブン」を喜ばすようなセリフを口にして。そして直撃インタビューは300分、5時間にも及んだという――。

 本当か!? できすぎだろ。しかもずっーーと公園で5時間!? 時期は8月下旬の午前10時半からだ。熱中症にならないのか、などと心配になるが、まあ、そういうことらしい。公園の木をバックにした写真もばっちりと撮れている。さすが元芸能人。そして内容もなかなか興味深いものだ。

 思えば山口が芸能界引退に追い込まれたのは、女性への卑劣な行為に加え、あの会見での失敗が大きかった。「私の席がそこにあるなら、またTOKIOとしてやっていけたら」。山口にとってこの一言は致命傷だった。だからだろう、今回のインタビューはかなり慎重に言葉を選んでいるように見える。

 でも、でも、結構な矛盾が。それが現在のTOKIOメンバーとの関係だ。最初は「(メンバーと)事務所を辞めてから会ってはいません」「連絡は取っていません」と語っていたが、ジャニー喜多川氏が倒れた時の話になると一転、「そこだけは特別にメンバーと連絡を取り合って(略)家族葬の時は、逐一連絡をもらっていました。今、棺に入ったよ。今、火がついたよって」

 連絡してたんだ……だったら、最初から言わんかい! しかもこのコメント、いまだメンバーとの絆を強調するような内容だ。しかし、こうした矛盾も山口にとっては矛盾ではないのかもしれない。平気で前言をひっくり返しても、その矛盾に気づかない。悪いやつじゃないと思いが、脇が甘いんだな。それでこんなことに――。などと思わせるインタビューだが、山口はほかにも事件の反省やTOKIOへの思いを語っている。でも一番興味深いのは、やはりジャニーさんとの思い出だ。TOKIOデビュー秘話に、ジャニーさんからの叱責などが山口の口から語られたのは興味深い。

 それにしても5時間も公園で? あくまで直撃ということを崩さないため? 吉本興業・岡本昭彦社長の会見とほぼ同じ時間!? 最後まで、そんな疑問ばかりが渦巻いた、異例のロングロング公園直撃インタビューだった。

 日本は本当に頭のかたい国なんだな、と改めて実感したのが、「女性セブン」の向井亜紀記事だ。周知のように向井亜紀・高田延彦夫妻がアメリカで代理母により双子を授かった。しかし日本では子どもを「実子」として出生届を出そうとした高田夫妻に対して、法律解釈から受理されず、「実子でなく養子」扱いにしようとした。その後、法務省と間での激しいやりとりの末、最高裁まで闘ったが実子としての出生届けは受理されず、結局、特別養子縁組をするに至っている。その闘いがどれほど大変だったかは、これまでの向井のインタビューや著書に詳しいが、しかし一方で今回すごいと思ったのが、高田夫妻と子どもたち、そしてアメリカの代理母との関係だ。

 「セブン」記事によると、高田家では代理出産について、子どもたちが幼いころから伝え、その後も代理出産について話し合うこともあるという。そしてリビングにはアメリカの代理母の写真が飾ってある。これ、なかなかできないよね。向井・高田夫妻の人柄、覚悟が現れているし、島国根性の日本では稀有なことだと思う。そんな腹の据わった夫妻に育てられた双子は、中学3年の途中からアメリカへ留学。そして、そして、向井本人の口からこんなコメントが。

「(今も代理母とは)会っていますし、(高校の)卒業式には来てくれると言っています」

 素敵な一家と代理母との関係。LGBTや弱者を差別したり、多様性を認めようとしないどこぞの国のお偉いさんたちに、彼らの爪の垢でも煎じて飲ませたい気分だ。

 手を変え品を変え、書きたい放題になってきている小室圭さん問題。今度もすごい“推理”が飛び出した。「女性自身」によると、小室ママの借金問題は借用書もなく、逆に小室側が“借金がない”ことを裁判所に確認してもらうために訴え出ることも可能だと指摘。しかし借金でなければ贈与となり、税金を納付しなくてはならない。だが来年3月になると贈与税は時効になり、それも払う必要はない。だから来年3月以降に裁判に――こんなウルトラCまで勝手に考えちゃう「自身」。小室フィーバーはまだまだ続く……。

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