アナディスから新ブランド「レリル」が誕生、自然由来素材・機能性素材・デニムの3ラインを展開

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2019年09月04日 11:12  Fashionsnap.com

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「レリル」2020年春夏コレクション展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
アナディスが新ブランド「レリル(lelill)」を立ち上げ、2020年春夏シーズンから展開をスタートさせる。デザイナーは前身となる「ルクスルフト(luxluft)」を手掛けた児玉洋樹が担当。卸を中心に販売し、現代のライフスタイルに寄り添い「1日の気分を体にデザインする服」を提案する。

 児玉はルクスルフトを2004年から約15年手掛け、働く女性に向けて高品質な素材を使い、動きやすさと体のラインを美しく見せる服をデザインしてきた。気候の変化などに対応する機能性素材を使用したアイテムを発売したところ人気を集めたことから、同氏が求める品質とデザイン性をより幅広く発信していくために、ブランドの刷新を決めたという。
 ブランド名のレリルは、斜面に雨が降り地表面が削られることでできる水の流れる筋である細溝(rill)と、小さな流れが集まり再構築(re)されることで新たな流れが生まれるという意味合いを持たせた造語。コアターゲットはルクスルフトに引き続き30代後半から50代前半に据えるが、年齢にとらわれないベーシックなアイテムを多く展開していく。季節の移ろいや様々なライフスタイルに寄り添うため、自然由来の素材を使った「ホワイトライン」、機能性素材を採用した「ブラックライン」、デニムアイテムの「カーキライン」の3つのラインで構成した。
 ホワイトラインではリネンやイタリアンラムレザーといった素材を使用。またシャツには隠ボタンを付け、シルエットを美しくするために後身頃を前身頃にオーバーラップさせた縫製を施すなど、細部のディティールを追求した。ブラックラインではアウトドアブランドが使用するような吸湿速乾素材や強撥水加工を取り入れ、イージーケアでありながらカジュアル過ぎず、旅先でも着用しやすいアイテムをラインナップ。カーキラインでは、ステッチを極力排除したクリーンなデニムアイテムを揃えた。接触冷感で、ストレッチ性を備え、膝抜けしにくい縫製を採用した「人をダメにするデニム」やスキニー、ワイドテーパードのデニムパンツなどを展開する。
 児玉は「服も生活用品の一つとして考えています。ただ着るだけではなく、マニアックなディテールに気づいてみるとより楽しめるような服作りをしていきたい」とコメント。今後ファッションのセレクトショップ以外にも、生活雑貨を扱うショップなど新規の取り扱い先を開拓していきたいという。
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