USJ、『バイオハザード』『ホテル・アルバート 2』を体験! ハロウィーンイベント先行レポ

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2019年09月06日 08:01  リアルサウンド

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 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、本日9月6日から11月4日までシーズナルイベント『ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン』を実施している(「ハロウィーン・ホラー・ナイト」は、9月7日よりスタート)。今年は、パーク全域でスケールアップし、“ここにしかない非日常”が体験できるという。「絶叫ハロウィーン」「大人ハロウィーン」「“こわかわ”ハロウィーン」の3つの括りからなり、過去最大のアトラクション数を誇る。


(参考:USJ、ハロウィン新アトラクション『ホテル・アルバート』詳細発表!


 同イベントのグランドオープンに先駆けて、9月5日にはプレスプレビューが行われた。本稿では、一足先に体験してきた「ハロウィーン・ホラー・ナイト」のアトラクションを軸に、USJが手がける“ハロウィーン”の面白さとその魅力に迫っていきたい。


 「ハロウィーン・ホラー・ナイト」のアトラクションは、全11種類(レストラン含む)となっている。ホラーレベルは、1〜5に区分されており、筆者が体験したのは、レベル5の「バイオハザード TM・ザ・エクストリーム」と「カルト・オブ・チャッキー 〜チャッキーの狂気病棟〜」、そして体験者それぞれで内容が異なるため、ホラーレベルが測定できない「ホテル・アルバート 2 〜レクイエム〜」の3本だ。


・バイオハザード TM・ザ・エクストリーム(※新アトラクション)
 年齢制限R12、小学生以下は入場不可という、ホラーレベルMAXのウォークスルーで体験するホラーアトラクション(以下、ホラーメイズ)。人気ゲームのシリーズ最新作『バイオハザード RE:2』の恐怖をリアルに体感できる。異なる脅威が待ち受ける“レオン”と“クレア”の2つのルートからなる同アトラクション。共に、感染者で満ち溢れる“ラクーンシティ”に取り残された一人として、R.P.D.警察署へと足を踏み入れる模様から始まる。襲いくるゾンビやクリーチャーらに足がすくむこと間違いなし(個人的にはリアルさにビビり散らし、絶叫が止まりませんでした……)。仲間と協力しながら“生還”を目指すのだが、これがまたデッドエンドを避けるのが相当難しい。そういった“ゲーム”らしい要素も詰まっていて、ただビクビクしながら歩くだけで終わらないところが、同アトラクションの最大の魅力のように思う。自ら引き金に手をかけて撃ちまくるシーンもあるため、緊迫感と爽快感の両方が味わえる。


・カルト・オブ・チャッキー 〜チャッキーの狂気病棟〜(※既存アトラクション)
 年齢制限R12、小学生以下は入場不可という、ホラーレベルMAXのホラーメイズ。病院を舞台に、残虐な殺人鬼・チャッキーが蘇る。患者たちを襲い、切り刻み、解体するという恐怖の惨殺劇をじっくりと堪能できる同アトラクション。魚の切り身のように人体をパックリと切り開き、中から内臓を抉り出すといった、グロテスクでおぞましい表現が目白押し。最後まで気が抜けない緊迫のストーリー展開が最高に面白かった。実際に病院内を歩かなければならないため、終始緊張感がまとわりつき、ゾクゾクが止まらない。チャッキーが暴れまわる姿に、恐ろしさと同時に愛らしさが芽生え、もはや痛快感すら覚えた。サイコウ!


・ホテル・アルバート 2 〜レクイエム〜(※パワーアップ)
 年齢制限R15、中学生以下は入場不可という、唯一ホラーレベルが“?”と設定されているホラーメイズ。新しい演劇形態・イマーシブシアターとして、昨年完売した『ホテル・アルバート』の続編である。今作はシーンや登場人物などが増えてパワーアップ、さらに複雑なストーリー展開とサプライズが用意されているという。「大人ハロウィーン」のメインアトラクションで、美しさとホラーが融合し、物語の世界観に完全没入できる、新・劇場型ホラーアトラクションだ。朽ち果てた豪華ホテル・ホテル・アルバートを舞台に、“招かれたゲスト”として、迎えられるにふさわしい“ドレスアップ仮装”で集合し、煌びやかなロビーや、豪華な客室など美しく設えられた館内を歩き回る。自らドアを開け進み、登場人物と会話する中で、それぞれ別々のシーンや事件を目撃。自身が一員となって物語が展開されていくため、ゲストそれぞれが異なる体験を“せざるを得ない”状況に追い込まれ、翻弄されていく。


 プレスプレビューでは、ドレスアップしたゲスト約100名が迎え入れてくれる中、1時間という長時間のアトラクションの頭20分だけ体験させてもらった。まさに、“圧倒的な世界観とクオリティ”としか言いようがない。自身が“物語に登場する一人”になるため、“完全没入感”という言葉通りのアトラクションだ。目の前で繰り広げられる演劇は圧巻で、そのリアルさに恐ろしいという感情がこれでもかと芽生える。普段はスクリーンやステージ越しでしか観られない物語の世界に入り込むという感覚は、実に不思議だ。恐怖におののきながらも、大きな感動に包み込まれる。どんなに戦慄と絶望を味わったとしても(ちなみに筆者はあまりのリアルさに、足が一歩も動かなくなり、パニック状態に陥りました)、一度体験したら、誰しもが取り憑かれたように、「もう一度あの世界に入りたい」と癖になるはず。


 ほかにも、パワーアップしたホラーエンターテイメント「ストリート・ゾンビ」や、EXILE NAOTOと三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE 山下健二郎が アンバサダーに就任した「ゾンビ・デ・ダンス」なども実にエンターテイメント性に溢れていて、とにかくクオリティが高い。また、限定のフード&グッズがあり、園内の装飾などもハロウィーン仕様になっている。同イベントの期間中には、USJ全体にハロウィーンムードが充満しているため、いつも以上に非日常感を味わえるはずだ。


(戸塚安友奈)


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