クリームソーダの盛りつけ方を変えてみたら……フォトジェニックに大変身

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2019年09月11日 10:01  おたくま経済新聞

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クリームソーダの盛りつけ方を変えてみたら……フォトジェニックに大変身

 喫茶店の定番、クリームソーダ。上に乗ったアイスを崩しながらソーダを味わうのが好き、という人も多いかと思いますが、ちょっとした工夫でびっくりするほど印象が変わるようです。そんなフォトジェニックなクリームソーダが話題を呼んでいます。


【さらに詳しい元の記事はこちら】


 岡山県玉野市と奈良県橿原市にお店を構えている、うのまち珈琲店。こちらのクリームソーダやパフェ類が味も見た目も美味しいと人気です。その秘訣は、盛りつけ方。


 「クリームソーダの盛り付けを変えただけで前年比500%って話」と、クリームソーダのビフォーアフターをツイッターに投稿したのは、うのまち珈琲店の店主、オダツトムさん。ビフォーの状態は、いたってノーマルな、グラスに青いソーダ水、その上に普通にアイスクリームとサクランボが乗っかっている状態。


 しかし、アフターの状態は……、オリジナルロゴが入ったピルスナー型のロンググラスに、青から透明にグラデーションがかったソーダ水、その上にはサクランボとアイスが絶妙なバランスでグラスの口の上に丸く乗っています。う、美しい……。思わずアイスが溶けてしまいそうになるまで見入ってしまいそう。これは確かに売れる……!!


 このツイートは人気を呼び、「右(アフター)の方が涼しげ&美味しそうに見えます」「視覚、嗅覚は人間の本能くすぐるから、そこの戦略ってとても大事」といった感想が出る一方、「左(ビフォー)のソーダが飲んでる感あってすきかも」と、結構ビフォーの方も好きといった声も。「珈琲店なのにコーヒー飲んでない!」なんて声まで……。分かる気がします。筆者も確実にコーヒーよりもクリームソーダ頼んでテンション上がる気しかしません。



 オダツトムさんによると、こういったメニューや盛り付け案はスタッフが案を持ち寄って形にしたあと、オダさんが微調整をしてメニューとして出しているとのこと。SNSでもシェアされやすい時代、その反響をみながら変更修正を行うなどもしているということです。


 盛りつけなどで特に気を使っている部分に付いて聞いてみたところ、「SNSでシェアしたくなるようなデザインを作れるように取り組んでおりますが、自分が素敵だと思ったものも疑う必要があるので、『個人的にはAだけど好きな人が多そうなのはBかな〜』という第三者思考を常に心がけています」と。


 確かに、自分がこれ!と思ったものが意外とウケなかった……ということって結構ありますもんね。こうしたフォトジェニックなスイーツなどは特に、多くの人の心を掴めるかで決まってくるように思います。


 食べる前に写真を撮って、そのままSNSにアップするのもいいですが、頑張ったときに訪れて、「これが頑張ったご褒美」と写真を撮ってから美味しくいただき、大変な時には「この前これ食べたからまだ頑張れる」って見返して思える「作品」を手にすることも、自分を大事にする一つの手段になりそうです。


 うのまち珈琲店のスイーツ類は、クリームソーダに限らずパフェ類も美しく人気。もし自宅の近くにあったら、週に1度くらいで通ってしまいたくなりそうです。フォトジェニックなスイーツは、食べ終わるまでがSNS映えですよ。


<記事化協力>
オダツトム うのまち珈琲店さん(@odatsutomu)
うのまち珈琲店(@unomachicoffee)


(梓川みいな)


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  • 個人的にインスタ栄えする飲食物って実際に食べようとすると【食べづらい】。食用と観賞用は別なんだな…と実感しました。綺麗な写真は若い子に任せて…オバちゃんは味重視!旨けりゃ良いデス( ´艸`)
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