『動かないゼロトレ』体験会レポ 参加者全員の身長が伸び「体が軽くなった」と喜ぶ人も

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2019年09月12日 10:12  Techinsight Japan

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体の各ポジションを元(ゼロ)の位置に戻すことで、キレイに痩せて不調を改善する「ゼロトレ」
2018年5月に発刊されると話題を呼び、86万部を突破するベストセラーとなった『ゼロトレ』。「0歳から100歳までできる」をモットーにしている「ゼロトレ」は、激しい動きなどなくてもサイズダウンが可能で「羽が生えたような軽い体」を目指せるのが魅力だ。その「ゼロトレ」の第2弾『動かないゼロトレ』が9月5日に発売された。この発売に先駆けて「ゼロトレ」の開発者であり、著者でもある石村友見さんを講師に迎え「動かないゼロトレ」を体験する新刊発売記念イベントが開催された。「最大のテーマはその名の通り“動かない”こと」という石村さんだが、動かないトレーニングで参加者たちにはどのような効果があったのだろうか。

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石村友見さんは、ミュージカル女優として劇団四季の人気舞台『ライオンキング』の女王サラビ役や、NYブロードウェイミュージカル『ミス・サイゴン』のミス・チャイナタウン役を務めた後に、ニューヨークにてヨガスタジオを創設し、多くのヨガインストラクターを輩出した。その石村さんが考案したのが、体の各ポジションを元(ゼロ)の位置に戻すことで、キレイに痩せて不調を改善する「ゼロトレ」だ。


記念イベントでは、その石村さん本人から直接指導を受けられるとあってたくさんの応募があったが、抽選で選ばれた18名が参加した。まず「動かないゼロトレ」で姿勢がどのように変化するか比較するために、参加者同士でペアになって姿勢のビフォー写真をスマートフォンで撮影。その後、参加者の中から3名の首や肩、腕、背中、腰、足の位置などを石村さんがチェックして身体を触りながら姿勢を正していくと、それぞれの体形が見違えるように。「知らず知らずのうちに縮んでしまった身体を元に戻すことで、身長も伸びます」と石村さんは言う。


今回は「巻き肩」を直すゼロトレ、「閉じた股関節」を改善するゼロトレ、「前傾してしまった首」を改善するゼロトレ、そして無理なく体幹を鍛えることができるゼロトレ―計4種類を石村さんの指導のもと行った。特に「巻き肩」を直すゼロトレはスマホを使う人は要チェックのゼロトレで、現代人は首を前に倒してやや下を向き、背中を丸めてスマホを長時間見ているため「巻き肩」が増加しているという。このゼロトレは重力を利用しながら胸を開き、肩甲骨の可動域を広げる効果がある。参加者のほとんどが「巻き肩」だったが、実践するとすぐに「わー、気持ちいい」の声があちこちからあがった。実践後には胸と肩がスーッと開き、この時点で姿勢が良くなる人が続出した。


最後に身長測定をすると、わずか4種類の「動かないゼロトレ」を行っただけで、なんと全員の身長が伸びているという結果に。なかには2cm近く伸びた人もいたが、姿勢をビフォー写真と比べた参加者たちは「背中のラインがすごく綺麗」「姿勢が美しくなった」と驚きながらも喜んだ。また「姿勢を変えるだけで、体への負荷がこんなに違うとは」「とにかく体が軽くなった!」など変化を実感していたという。


ニューヨークに住んでいる石村さんは、「ここでは機能的運動法(やみくもに体を「鍛える」ための運動ではなく、「日常生活に必要な運動機能を高める」という考え方)が注目されています。実は、激しい運動をすればするほど老けていくんですよ。とかく“動く”ことは善とされ、“動かない”ことは悪とされがちですが、不調を改善して日々体を整えていくためには、できるだけ無理のない“動かないメンテナンス法”が有効だと思います」と語る。


今後について「ゼロトレをラジオ体操と同じくらい日本中に浸透させたい」と話す石村さんは、「そして、さらに世界中の方にも実践してほしいと思います。自分を消耗させていくようなトレーニングではなく、心地よく体をメンテナンスできるゼロトレの威力を知っていただき、“羽が生えたような軽い体”とともに、人生を謳歌していただきたいです」と夢を語っている。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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