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ロダスのクロテッドクリーム上陸 本場・英国ではコーンウォール式とデヴォン式の“論争”も

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2019年09月12日 12:51  OVO [オーヴォ]

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写真いちごジャムとクロテッドクリームで基本が揃う
いちごジャムとクロテッドクリームで基本が揃う

 クリームティーと言えばスコーン。サンドイッチやケーキもそろえるアフタヌーンティーよりシンプルで、家でも気軽に楽しめるおやつだが、英国ファンの間では、ぴったり“あの味”のクロテッドクリームを日本で探すのは至難のわざ、という声が多かった。だが、8月末に上陸したロダスが、日本でのクリームティーの時間をちょっとホンモノに近づけてくれている。猛暑が去りつつあるこの季節、ゆっくりお茶の時間を過ごすため、ロダスでさまざま調達してみた。

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 ロダスはアフタヌーンティーの本場、英国のコーンウォールで1890年に創業したクロテッドクリームの老舗。生乳から作ったクリームを低温でじっくり焼き、表面にクラストと呼ばれる黄色い膜ができているのが特徴だ。東京・銀座の三越に入ったロダスには、このクロテッドクリームはもちろん、スコーンやジャム、バナナブレッドやファッジなど、午後のお茶が楽しめる20種類以上のスイーツがそろっている。

 今回調達したのは、プレーンとアールグレイ&レモンのスコーン、クロテッドクリーム、そしていちごジャムだ。スコーンはアルミホイルに包んで2〜3分オーブンで温め、半分に割ってクリームとジャムをのせていただく。スコーンはレシピも豊富だし、材料入手も難しくないから、家で作ってみたこともないではないが、おやつ好きの“週末パティシエ”程度ではやはりなかなか到達できない、しっとりした食感は老舗の貫禄だ。いちごジャムも、スコーンのために作ったといえる主張し過ぎない甘さ。クロテッドクリームの味と双方しっかり楽しめる。

 どれもこれも完璧だけれど、欲をいえば、販売されているクロテッドクリームは28g(税込み331円)と453g(同3,240円)の2種類だけだから、できれば中間の分量がほしいところだ。

 ちなみにロダスが作っているのは、イギリス南西部、コーンウォールのいわゆるコーニッシュクリーム。商品に添えられた「食べ方」の説明書きには当然のごとく、スコーンには「ジャム、クリーム」の順序でのせると指南されている。いわゆるコーンウォール式だ。こののせ方にはデヴォン式というのもあって、こちらは「クリーム、ジャム」の順。同じ南西部だが、デヴォン州のデヴォンシャークリームも名産品で、この地域のお作法は逆、というわけだ。どちらが“正統”か、おいしいか、食べやすいか、見た目が美しいか、などなど、終わりなき論争は周知の通り。「コーンウォール公爵」であるはずのチャールズ皇太子が、クリームの上にジャムをのせるデヴォン式でスコーンを食べたとか、キャメロン元首相が「どちらも味は同じ」といい加減なことを言ったとか、事あるごとに二つの食べ方が話題に上っている。温かい紅茶とスコーン、そして老舗のクロテッドクリームが手に入る今、ちょっと本場気分で食べ比べてみるのも面白い。

Text by coco.g

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