アダストリア初のアラフィー向けブランド「エルーラ」がアイテム披露、加齢による女性の悩みに対応

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2019年09月12日 18:12  Fashionsnap.com

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「エルーラ」2019年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP.COM
アダストリアが、2019年秋冬シーズンにデビューする40代半ばから50代を指す"アラフィー"女性向けの新ブランド 「エルーラ(Elura)」のアイテムを披露した。10月の投入商品では、シルエットの美しさと暖かさを両立させた「リュクスウォームパンツ」や、体のラインを綺麗に見せる「リュクスパーカー」など40型を展開。いずれも体型や肌質、髪のボリュームといった加齢による変化や大人の女性特有の悩みに"効く"服として提案している。
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 アダストリアではこれまで「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」や「ニコアンド(niko and ...)」など若者を中心に訴求するブランドを数多く展開。高齢化が進み日本の成人人口の70%以上を40代以上が占めていることや、アパレル業界全体でアラフィー世代の女性に向けたアパレルブランドが他の世代と比べ少ないことを受けて、エルーラを立ち上げたという。
 コンセプトは「私が私を好きでいるために、必要な服たち。」。企画チームはブランドターゲットと同様にアラフィー世代を中心に構成し、「体型の変化で今まで履いていたパンツが似合わなくなった」「カジュアル過ぎる洋服だと顔映りが気になる」など社内外から同世代が抱える悩みや要望を集め、商品作りに活かした。価格帯はアウターが9,900円〜1万2,900円、シャツ・ブラウスが4,900円〜6,900円、カットソーが2,900円〜4,900円、ニットが3,900円〜5,900円、ワンピースが6,900円〜8,900円、パンツが4,900円〜6900円、スカートが4,900円〜6,900円で、客単価は9,000円前後を想定。同社のSPA企業としての強みを活かし、上質な素材を使いながら比較的手の届きやすい価格帯を実現させた。ブランドマネジャー伊藤啓子氏は「いわゆる団塊ジュニア世代やハナコ世代と言われるアラフィーの人々はバブル崩壊を経て価値観の変化を経験し、ファッションの志向もヨーロッパ系のエレガンスラグジュアリーからアメリカンカジュアルスタイルへと移行してきた世代。こうした女性たちの価値観に合うエレガンス寄りのカジュアルなブランドとして、化粧品のようにそれぞれの悩みに効くアイテムを提案していきたい」と話している。
 商品の販売は、10月1日から公式ウェブストア「ドットエスティ([.st])」および「グローバル ワーク(GLOBAL WORK)」14店舗で開始する。グローバルワークの店舗に投入する専任スタッフや、2020年に出店を予定している単独店の販売スタッフは、40代半ばから50代を中心に配置する予定。同社で働くアラフィー世代を迎えた販売スタッフの新たなキャリアとして提示することで、同社で長く働くことができる環境を作るという。目標売上高は現時点では非公開。今後は服だけではなく、アクセサリーやシューズなど小物類の製作も検討しているという。
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