眞子さまと小室圭氏の結婚問題に悩まれる紀子さまへ。「ネットを見ない方がいい」と進言したいワケ

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2019年09月13日 00:02  サイゾーウーマン

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「サンデー毎日増刊 おめでとう眞子さま 小室圭さんとご結婚へ 眞子さま 佳子さま 悠仁さま 秋篠宮家の育み 2017年 9/30号」(毎日新聞出版)

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「いっそ“結婚”を認めて発表してしまった方が、まだ良いのかもしれませんね」紀子さま
「週刊新潮」9月12日号(新潮社)

 本当にどうしたもんだか、というのが多くの人の感想ではないだろうか。

 秋篠宮家のご長女・眞子さまと小室圭氏のご婚約内定会見が行われたのが、2017年9月のこと。小室氏の仕事が安定していないことに一抹の不安を感じた国民もいただろうが(私もその一人である)、おおむね祝福ムードだったのではないか。

 しかし、同年12月、「週刊女性」(主婦と生活社)が「眞子さま、嫁ぎ先の“義母”が抱える400万超の“借金トラブル”」というタイトルで、小室氏の母親の金銭トラブルをすっぱ抜く。

 小室氏が幼い頃に父親は自死しており、母親はある男性と婚約していた。学費が高いとされるインターナショナルスクールや留学費用、アナウンサースクールの授業料は、この男性が“援助”していたが、あまりに金銭の要求が多くなってきたので、男性は婚約を解消。かわりに小室氏の母にこれまで「貸した」400万円の返済を求めたが、母親は「贈与だと認識している」と返済を拒否しているという内容だった。

 世間からは、「皇室に連なる家庭が、こんなことでいいのか」という意見が上がり、18年の2月に、結納にあたる“納采の儀”が延期されたことを宮内庁が発表。さらに、小室氏は3年間のアメリカ留学に出掛けてしまう。「週刊朝日」(朝日新聞出版)によると、授業料は奨学金で賄い、生活費はかつての勤務先である法律事務所が負担するという。法学部卒でない小室氏が奨学金をもらえるのはどうしてなのか、また法律事務所が、弁護士資格を持たない青年の生活費を丸抱えしてどんなメリットがあるのかを考えると、なんらかのチカラが働いているのではないかと疑問を持つ人は多いだろう。

 小室氏が留学して1年余りが経過したが、結婚問題に進展はない。仮に弁護士資格が得られたとしても、将来の見通しはそう甘くないようだ。ニューヨーク州の弁護士資格を持つ山口真由氏は「女性自身」(光文社)の取材に対し、「仮に合格しても、もとから日本の資格を持っていない人はニューヨークの州法しか扱えないので、日本での仕事はかなり限られます」「アメリカの法曹界はものすごい学歴社会なんです。スタンフォード、ハーバードといった『トップ14』と呼ばれる名門ロースクール出身者でなければ、都市部の大きな事務所では門前払いでしょう」とコメント。合格しても生活が安定するのは厳しいとの見方を示した。

 400万円問題も一向に解決しそうにない。元検察官で弁護士の清原博氏は同誌の取材に対し、借用書がないので返済義務はない、返済ではなく、和解金や謝礼という形にするのが一般的としたうえで、「『債務不存在確認訴訟』といって、借金がないことを裁判所に確認してもらうことができます」と打開策を提案している。しかし、訴訟となれば弁護士を依頼する必要があり、当然費用もかかるが、これまでの小室家の行動を見る限り、自腹を切って動くタイプではないと言えるだろう。これからもずっと「借金ではなく、贈与だ」と言い続けるのではないだろうか。

 小室氏に対してはもちろん、国民がプリンセスや秋篠宮家に向けるまなざしは厳しいものとなっている。9月12日号の「週刊新潮」(新潮社)によると、追い詰められた紀子さまは「このまま批判を浴び続けるくらいなら、いっそ“結婚”を認めて発表してしまった方が、まだ良いのかもしれませんね」などと、関係者に述べられたという。

 秋篠宮家が批判にさらされてイメージダウンすれば、悠仁さまという皇位継承者に対する国民の敬意をも薄れてしまうと紀子さまはお考えかもしれないが、もし本当にそうした思いで結婚を許可したら、紀子さまは、世間からの「眞子さまの今後を考えていない「眞子さまのことを切り捨てた」「冷たい母親」といった批判にさらされるのではないか。ご成婚以降、優等生妃殿下でいらした紀子さまには大きな屈辱だろうし、眞子さまが結婚した後、新たなトラブルが起きないとは言い切れない。

 冷静に「結婚か破談か」を見極めるため、紀子さまにできることは何なのだろうか。

 婚約会見で自分のことを「ニブい」と語った小室氏。であるなら、紀子さまは「ニブい」人にもわかるように、具体的な数字で、小室氏に結婚の条件を提示したらどうか。「〇年以内に小室家が400万円を全額返す」「小室氏が年収〇万円以上を達成する」ことを条件にすれば、話が早いはずだ。もしそれでも「返さない」「稼げない」というのなら、プリンセス云々の前に、一人のオトナとして誰とも結婚する資格はないと思う。しかし、これらの基準をクリアできるのなら、プリンセスとの結婚を認めてあげた方がよいのではないだろうか。はっきりとした基準があることは、プリンセスの気持ちを固める上でも有効だと思われる。

 そして、もう1つ。「週刊女性」が、「自分たちが国民からどう思われているかを知るために、紀子様はネットニュースをチェックしていることがある」という秋篠宮家関係者の証言を掲載していたが、紀子さまはネットをご覧になるのをやめた方がよいのではないかと思う。

 紀子さまご成婚の際、大きく報じられたのが、「家にテレビがない」ことだった。勉学の妨げになるとの方針で置かないというのが、いかにも学者家庭の川嶋家らしいが、私もある時期、テレビがない生活をしたことがある。意外なほど、不便はなかった。それどころか、勝ちとか負けとか、ブスとか美人というような二元論の世界から離れられて、精神衛生上よかった。

 ご成婚前こそ、紀子さまもお輿入れに必要なもの、例えば、手袋といったさして高額でないものも、天皇家に請求書を回して美智子さまにため息をつかせていると「週刊文春」(文藝春秋)に書かれたことがあるが、皇室に入られた紀子さまは、その環境にすんなりとなじまれた印象がある。その強靭なメンタルが作られた要因の1つは、テレビのない生活を送り、無駄な情報を入れなかったために、強い自己肯定感を保てたからではないだろうか。

 情報を得るものとして、テレビとネットは同じ役割と言えるが、そうは言っても、テレビにはスポンサーがついており、出演者であるタレントやコメンテーターは顔をさらしている分、発言には自制心が働く。しかし、ネットは顔が見えないため、無法地帯である。特に格差社会を迎え、カネに敏感になっている国民にとって、皇室の権威と持参金を手にしようとしているようにも見える小室氏を叩いて、自分の日常のウサを晴らしたいと考える人はいるだろう。そういった書き込みを紀子さまがご覧になると、精神的にも消耗することは間違いないし、何よりもプリンセスが安定した結婚生活を送るためにはどうしたらいいのか、という本質を見失ってしまわないだろうか。

 いずれにしても、国民が願うことは、プリンセスのお幸せである。「小室さん、ちょっと頑張ってよ」と背中を叩きたい思いでいるのは、私だけではないはずだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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  • 婚約を延期されてまでたかが四百万の借金返済を拒否する理由が全くわからない。???
    • イイネ!6
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