ダカール二輪部門で5度の総合優勝飾ったマルク・コマ、元F1王者アロンソのコドライバーに就任

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2019年09月13日 17:31  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソのコドライバーを務めるマルク・コマ
TOYOTA GAZOO Racingは9月13日、2020年のダカールラリー挑戦を目指しているフェルナンド・アロンソのコドライバーに、二輪部門でダカールで5回の優勝経験を持つマルク・コマを起用すると発表した。

 マルク・コマはスペイン出身の42歳。ダカールには2002年から参戦し、これまでの5度の部門優勝を達成している。ダカール以外にもFIMクロスカントリーラリーでは6度の王者に輝くなど、輝かしい経歴を持つ。

 近年はその経験を活かし、スポーティングディレクターとしてダカールラリーに携わってきた。

 そんなコマが四輪部門へ転向。2020年のダカール挑戦を目指しているアロンソのコドライバーを務めることになった。

 このふたりはすでにナミビア、ポーランドで行われたテストで共同作業を進めており、「チームが想定していた習熟速度よりも速いペースで成長」しているため、9月13〜14日に行われる南アフリカクロスカントリーシリーズ第5戦リヒテンバーグ400で実戦デビューを果たすという。

「チームの一員になれたことは大変うれしく、これまでラリーレイドで培ってきた経験をフェルナンドと共有できることを誇りに思っている」とコマ。

「ラリーレイドに長く携わっている私にとってこの挑戦は新しいだし、四輪競技のナビゲーターになってハイラックスに乗るなんて想像もしていなかった。今回のこの挑戦は本当に気持ちが高揚する機会であり、また自分のベストをさらに限界まで引き上げ、チームに貢献できると思っている」

「トレーニングは非常にうまく進んでおり、フェルナンドが筋道をしっかり立ててラリーレイドに臨んでいることが分かったよ」

「またフェルナンドはハイラックスのドライビングの習熟が非常に速く、日に日に…というよりも、走行する度に……というペースで上達しているんだ」

 コマとペアを組むアロンソも「彼のラリーレイドに対する豊富な知識と経験から、私は多くを学べている。ラリーレイドでは毎日何百kmも一緒に走らなければいけないから、相性のいいパートナーと組むことがとても重要だ」と述べている。

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