アンダーヘアの処理による影響
オハイオ州立大学の研究チームは、「PLOS One」(9月4日掲載)にて、女性のアンダーヘア処理と性感染症(STD)には因果関係はないと発表した。
これまで、複数の先行研究において、女性のアンダーヘア処理は、クラミジア、淋病といった性感染症の要因になると報告されていた。しかしながら、今回、カミソリなどで剃る、ワックスにて脱毛するなどアンダーヘアの処理により性感染症リスクが高まることはないと認められた。
極端なアンダーヘア処理と性感染症における関係性
研究チームは、女子大学生214人を対象に、極端なアンダーヘア処理(過去に、少なくとも1週間1回、あるいは1ヶ月あたり最低6回の頻度にてアンダーヘアを完全に脱毛した)と性感染症における関係性を検証した。
被験者に対して性感染症検査、性行為とアンダーヘア処理に関する質問調査を行ったところ、アンダーヘアを処理している女子大学生は98%を占め、18%から54%は極端なアンダーヘア処理をしていると回答した。一方、性感染症検査において、陽性反応が出た学生は10%であった。
研究チームは、先行研究結果に生物学的な根拠はなく、今回研究を通して、ワックスによるアンダーヘアの完全脱毛は、クラミジアおよび淋病の発症リスクを増加させないと結論付けている。
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(画像はプレスリリースより)
OSU.EDU
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