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富野由悠季、新海誠は大したもの 『天気の子』の柔軟さ評価

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2019年09月14日 18:55  シネマトゥデイ

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シネマトゥデイ

写真「呼ぶのが25年遅い!」富野節も炸裂した富野由悠季総監督
「呼ぶのが25年遅い!」富野節も炸裂した富野由悠季総監督

 14日、「第41回ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)特別招待作品として『劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」』(11月29日公開)の先行上映会が国立映画アーカイブで開催され、富野由悠季総監督、PFFディレクターの荒木啓子がトークショーに登壇。観客から、『天気の子』が大ヒット中の新海誠監督について聞かれた富野監督は「大したものだなと思っています」とたたえた。


 「機動戦士ガンダム」シリーズの原作者・富野が「∀ガンダム」から、15年ぶりに新しいテレビシリーズの総監督を務めた『ガンダム Gのレコンギスタ』。放送から5年が経ち、新規カットを加えた全5部作の劇場版シリーズがスタート。第1部となる本作では、少年ベルリが少女アイーダや“G-セルフ”と出会う物語のはじまりを描く。


 映画祭での上映がかない、富野監督は「巨大ロボットものがここで上映されるとは思っていなかった。呼ぶのが25年遅い!」とさっそく“富野節”をお見舞いし、会場も大爆笑。「アニメは映画ではないと言われる時代をすごしてきた。映画界に対して恨みつらみしかない。その思いがあるから、やってこれた」と悔しさは原動力にもなっていたという。


 映画祭ならではといえる観客との質疑応答の時間では、会場から続々と手が上がり「新海監督のように(絵コンテを繋いで映像にした)ビデオコンテを元に映画を作っていくやり方はどう思う?」と聞かれる一幕も。富野監督は、コンテ通りの四角四面な映画にしないためには「コンテ主義にならない方がいいような気はしている」と口火を切りながら、「新海監督がやっているやり方は到底、僕にはできない。セリフを吹き込んでみせることなんて、やる気にもならない。でも、『天気の子』を観て四角四面な映画に見えましたか? 僕にはそうは見えなくて、柔軟な感じがした。画面全体の展開を含めて、“柔軟さ”を計算している新海監督は大したものだなと思う」と称賛した。


 またこれまでのキャリアについても振り返った富野監督が、「作品と心中する覚悟でやった」というのが1980年代に手掛けた「伝説巨神イデオン」だ。ファンの間では語り草となっている衝撃のラストについて「作家としては一番やってはいけない手法。でもそれしかないというところに陥った」と明かし、「『イデオン』以後、アニメで仕事をやっていけるのかも見えなくなった。これで基本的には最後だなと思っていた。自分の血を見るくらいの気分がないとできない」と並々ならぬ覚悟だったことを告白する。


 荒木が「すばらしい作品」と感想を寄せると、「僕もそう思います。まともな神経では作れない」とニヤリ。最新作となる劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ 』は「科学技術に対して異議申し立てをしたかった」と未来への願いを込めたといい、「テレビシリーズの足りない部分が補完されている」と胸を張っていた。(成田おり枝)


「第41回ぴあフィルムフェスティバル」は21日まで国立映画アーカイブで開催


【関連情報】
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  • いちばん最初のガンダムの劇場映画三部作のころは社会現象になるほど盛り上がっていた一方で巷は「いい大人がアニメ観るなんておかしい」とかわめき散らす石頭どもだらけだった。個人的には今は良い世の中になったとしみじみ感じる。
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