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「キモイ」アレクサ男CM 実は遠謀深慮の現れ?

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2019年09月15日 10:30  AERA dot.

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AERA dot.

写真この煮ているものは何になるのか…(Getty Images)
この煮ているものは何になるのか…(Getty Images)
 かたわらのタブレット端末から母親からのアドバイスが。「カレールーある?」「ケチャップ」。指示通りに料理してできたのは、カレー。タブレット越しの母親は、「今度はどんな子なの?」

 肉じゃが(カレー)は、自宅を訪れる彼女に食べさせるためのものだったよう。

「アレクサ、通話を切って」と、音声アシスタント端末に指示し、通話を切断。またアレクサに声をかける。
「デートのプレーリストかけて!」

 こんな展開に、ネットやSNS上などで「キモイ」「マザコン」といった辛口の声があがっている。きゃりーぱみゅぱみゅも<アレクサのCMの息子みたいな男苦手だな〜>とツイートしている。

「アレクサ男」の振る舞いの、どこに“地雷”が埋まっているのだろう。

「週刊朝日」で「てれてれテレビ」を連載するコラムニストのカトリーヌあやこさんは、こう語る。

「まず『母さんの味にならないよ』からにじみ出るマザコン感が、嫌悪感をもたれる理由のひとつですね。しかも、家デートで肉じゃが、というセンスのなさ(笑)。彼は結婚しても、『お前の肉じゃが、母さんの味と違うんだよ』と言い出すに決まっています。そもそも肉じゃがにはしらたきが入っています。ママに言われてカレー味にして、それを彼女に食わせるのかよと。『え、この人のカレー、しらたき入ってるんだ……』ってなりますよね」

 マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は、こう分析する。

「嫁・しゅうとの関係が難しくなりがちなように、その男性と交際しているいないにかかわらず、女性にとって男性の母親とは微妙な存在。男性が女性に食べさせる料理の作り方を母親に聞くこと自体がおぞましい。しかも見慣れないテクノロジーを使って日常的に母親と連絡を取り合い、『母さんの味』を再現して彼女に食べさせる感覚はキモイを超えて『ゲロイ』と感じる人もいるかも知れません」

 ただ、マーケティングの視点で見れば、このCMに登場するような男性消費者にはストレートに受け入れられている可能性も指摘する。

「今や若い世代の料理男子はあたり前。一人っ子で母親と仲がよく、アレクサのようなガジェット(目新しい小型電子機器)好きの男性は一定数いる。共感できない女性がいても、CMのターゲットである、そんな男性層が『いいね!やってみよう』と素直に感じれば成功と言えるでしょう」

 さらに、「ネットを熟知したアマゾンの意図的な『バズらせ戦略』」という見方も示す。

「女性の間で、このCMの好感度は低いでしょう。しかし、好き嫌いのレベルであってハラスメントではない。今までに存在しない新サービスは共感できるCMだけで認知度は上がりません。SNSや口コミでざわつかせバスらせて認知度向上を図る戦略であれば、『キモイ!』と発した時点でアマゾンの術にハマったのかも」

 認知度を上げたところで、女性に刺さる“逆CM”を打ち出してくる可能性もある。

「人はギャップが大きければ大きいほど鮮烈な印象を持つもの。『意外に便利。要は使い方ね』とすんなり受け入れる場合もある。最初は苦いと感じたビールがいつしか好きになっていた感じ。スマホもIoT(モノのインターネット)の新サービスも同じですね」

 アレクサ、「キモイ」から「欲しいっ」への大転換、あると思う?(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事

【おすすめ記事】炎上して終了した「家事ハラ」CM その内容は


このニュースに関するつぶやき

  • 反応した時点でアマゾンの策略に嵌まってしまった訳か。むしろ前に放送されてたキッチンペーパー注文する場面もどうかと。すぐ必要になるんだから、ストック位しとけよと思った。
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  • 「ハイ、Siri、アレクサのCMの男性の評判を教えて」�Ԥ��Ԥ��ʿ�������( ・ω・)�Ԥ��Ԥ��ʿ�������(ヾ(´・ω・`)�Ԥ��Ԥ��ʿ�������「申シ訳アリマセン、知人ノ悪口ハ、教シエラレマセン」
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