電気式スマートコーヒー焙煎機と生豆の通販サイトを組み合わせた事業者向けサービス

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2019年09月15日 15:01  Techable

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米カリフォルニア州バークレーで2013年に創設されたBellwether Coffee(ベルウェザー・コーヒー)は、業務用スマートコーヒー焙煎機とコーヒー生豆の直販サイトを組み合わせた事業者向けサービスを運営している。・煙を排出せず、コーヒー豆を最適に自動焙煎カフェや小売店などの事業者向けに開発された専用コーヒー焙煎機は、高さ70インチ(約178センチ)、幅34インチ(約86センチ)、奥行き30インチ(約76センチ)の大型冷蔵庫のような形状。

電気式のため、ガス栓や換気口が必要なく、電源さえあればどこでも設置でき、焙煎時に煙を一切排出せずに、オンデマンドでコーヒー豆を焙煎できるのが特徴だ。

前部に装着されたタッチスクリーンで専用アプリを開き、焙煎方法などを設定して、コーヒーの生豆をセットすると、熱風と直火、複数のセンサーを組み合わせ、最大7ポンド(約3.2キログラム)の生豆を15分間で最適に自動で焙煎してくれる。

専用コーヒー焙煎機は、7万5000ドル(約811万円)で販売されているほか、月額1150ドル(約12万4370円)を60ヶ月間支払うリースにも対応。

いずれのユーザーも、専用直販サイトにアクセスでき、Bellwether Coffeeが卸売業者などを介さずにコーヒー農家から調達した質のよい生豆をリーズナブルな価格で購入できるのも利点だ。・2019年度ベストニュープロダクト賞を獲得Bellwether Coffeeは、2019年4月、スペシャルティコーヒー協会(SCA)で2019年度ベストニュープロダクト賞を獲得。

9月には、サンフランシスコのベンチャーキャピタル「DBL Partners」などから4000万ドル(約43億2500万円)の資金を調達した。

今後は、米国外にも事業エリアを拡大させていく計画だ。(文 松岡由希子)

Bellwether Coffee

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