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「医学部に強い高校」最新合格ランキング 全国の強豪校がひと目でわかる!

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2019年09月17日 09:55  AERA dot.

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写真「2019年 国公立大医学部医学科 合格高校ランキング」※高校名のダイヤ印は国立、○印は私立、無印は公立、☆印は中高一貫校を示す。協力/大学通信
「2019年 国公立大医学部医学科 合格高校ランキング」※高校名のダイヤ印は国立、○印は私立、無印は公立、☆印は中高一貫校を示す。協力/大学通信
 2019 年入試で全国の医学部に強い高校からどの医学部に何人合格したか、現在発売中の週刊朝日MOOK『医学部に入る2020』で調査している。「国公立大学」と「私立大学+大学校」別の合格者数をみると、その高校の実力がわかる。また、「医学部合格者数トップ40」に入ると、医学部を志望する優秀な生徒がさらに集まる。合格実績をみて、学校選びの参考にしてほしい。

【私立大+大学校医学部医学科 合格高校ランキング】

*  *  *
 難関の医学部を目指すなら、まず、医学部に合格実績がある高校に通うことを目標にしましょう。

 2019年の国公立大医学部医学科(以下、国公立大)、私立大+大学校医学部医学科(以下、私立大)それぞれの合格者数トップ40の高校を表にしました。(本誌では国公立大に9人以上合格した172校を、私立大に11人以上合格した185校を掲載しています)

■医学部に強い高校の特徴とは何か?
 
 医学部に強い高校には、いくつかの共通点があります。まずはその特徴を知っておきましょう。

【私立の中高一貫校が強い】
 表を見ると、私立を示す〇が目立ちます。国公立大合格者数トップ40のうち26校が私立の中高一貫校で、トップテンは8位の札幌南(北海道)以外は、私立の中高一貫校です。私立大トップ40の42校をみると、24位の東京学芸大附(東京)以外は、すべて私立の中高一貫校です。
 
 高校から入学できない完全中高一貫校で学ぶためには、小学生のときから中学受験塾に通い、中学受験することが必要です。

【地方は公立のトップ校が強い】
 中高一貫校がない県では、その県トップの進学校の生徒が、地元の国公立大に進むケースが多い。国公立大ランキングに公立が13校ランクインしていますが、いずれも道県の名門進学校です。

【医学部志望者向けのコースやプログラムがある】
 国公立大12位、私立大10位の四天王寺(大阪)が、14年度に「医志コース」を中学に設置。国公立大19位の仙台第二(宮城)は、10年度から医師になる心構えを育てるプログラム「医進会」を開始しました。国公立大28位の北嶺(北海道)は、昨年度から医学部志望者向けに「北嶺メディカルスクール」を始めています。
 
 私立大ランキング15位の開智(埼玉)、18位の広尾学園(東京)、21位の江戸川学園取手(茨城)のほか、公立の戸山(東京)、新潟(新潟)、修猷館(福岡)、私立の川崎医科大附(岡山)などにも、医学部志望者向けのコースやプログラムがあります。

【寮がある】 寮がある学校には、全国から優秀な生徒が集まる傾向があります。寮生活を通じて、医師に必要なコミュニケーション能力や協調性、規則正しい生活、勉強する習慣などが身につきます。
 
 ランキング表に出てくる高校では、国公立3位、私立27位の洛南(京都)、国公立5位、私立11位のラ・サール(鹿児島)、国公立7位の久留米大附設(福岡)、国公立9位、私立27位の愛光(愛媛)、国公立14位、私立21位の白陵(兵庫)、国公立26位の西大和学園(奈良)、国公立28位の北嶺(北海道)、国公立37位の土佐(高知)、私立29位の岡山白陵(岡山)、私立30位の青雲(長崎)などに寮があります。
 
 医学部に強い高校の特徴がわかったら、地域別に医学部に強い高校をみてみましょう。

●北海道
 国公立大合格者数トップ40には、2年連続で全国の公立トップの札幌南が8位に、私立の北嶺が28位にランクイン。しかし、私立大のトップ40には1校も入りませんでした。
 
 北嶺は卒業生の約3分の1が医学部に進学。医学部志望者向けの「北嶺メディカルスクール」や、寮に入って国公立大医学部や東大を目指す「青雲寮コース」が人気です。
  
●東北
 国公立大トップ40にランクインしたのは、19位の仙台第二(宮城)と33位の秋田(秋田)の2校。
 
 国公立大に9人以上合格した高校は青森に3校、宮城と山形に各2校、秋田と福島と岩手は1校です。岩手には国公立大がないため、盛岡第一は岩手医科大16人を含む32人が私立大に合格しました。

●関東
 国公立大が6大学もあり、私立大+大学校は19大学もあります。首都圏の四つの国公立大は難関なので、それらに不合格だった生徒が首都圏の私立大に進むケースや、地方の国公立大に合格しても自宅から通える私立大を選ぶケースも少なくありません。特に、女子にその傾向が強いようです。
 
 まず、国公立大のランキングを見てみましょう。トップ10に入ったのは4位の開成(東京)だけですが、トップ40位には、東京の駒場東邦、桜蔭、豊島岡女子学園、海城、千葉の渋谷教育学園幕張の5校がランクイン。いずれも中学入試の偏差値が高い中高一貫校です。
 
 私立大のトップ40には過半数の25校、トップ10には8校が入りました。トップは巣鴨(東京)。昨年は81人で2位でしたが、今年は138人と大幅に合格者数を増やしました。

「一人当たりの受験校数は例年並みです。浪人生の合格者が増えたのが、ひとつの要因だと思います」(森山敦史進路指導部長)

 巣鴨は中3・高1の1クラスを「数学クラス」と称し、数学上位者がそろっています。また、高2・高3の英語・数学、高3の国語・理科は習熟度別のクラス編成。さらに、高3の希望者は夏期・冬期・直前の講習で医系英語を受講できるほか、11月に医学部模擬面接も実施。

「生徒と保護者からの意向が強く、4〜5年前からは、毎年約240人のうち60〜80人が医学部を目指しています。OBや大学教授による講演会のほか、イートン校サマースクールの期間中には、オックスフォード大学の医師による講演会なども行っています」(同)

●中部
 国公立大トップ40に、12年連続全国トップの東海(愛知)など8校が入りました。東海、滝、南山は私立大にもランクイン。5校が入った愛知には国公立大、私立大が各2大学あり、岐阜や三重、静岡などの国立大にも通いやすいため、医学部人気は特に高いです。

 東海は、医学部受験に特化した指導は、特に行っていないといいます。

「年2回行う土曜市民公開講座『サタデープログラム』の講座の企画、講師依頼、運営などや、9月の文化祭の企画、運営も基本的に生徒に任せており、自主性を育てています。愛知は医学部人気が高く、本校も医師の子どもが多いため医学部志望が多いですね」(紺野一弘学習指導部長)

●関西
 医学部人気が高い関西では、国公立大トップ10に入った灘(兵庫)、洛南(京都)、甲陽学院(兵庫)、東大寺学園(奈良)をはじめ、10校がトップ40にランクイン。2位の灘は、最難関の東大理三に21人、京大医学部に26人、阪大医学部に10人が合格し、難関大に強いのが特徴です。

「医学部を目指す生徒が多く、今春は理系のほぼ半数が医学部志望。従来は東大や京大を目指す生徒が多かったのですが、最近は、臨床医志望なら関西の国公立大を目指す生徒も増えています」(和田孫博校長)
 
 将来の進路を視野を広げて考えることができるように、中2〜高2対象の土曜講座を年6回実施しています。
 
 3位は洛南。高2の夏は全員、高3の夏は希望者に6泊7日の高野山合宿を、高3の冬は自主学習トレーニング合宿とセンター講習会を実施。

「2006年の共学化で、さらに医学部志望者が増えました。志望者の約4割が女子です。面談や保護者会なども多く、面倒見のいい学校だと思います」(渉外部の杉山浩之教諭)
 
 6位の甲陽学院は卒業生数が206人と少ないですが、東大理三1人、京大医学部6人を含む63人が合格しました。

「数年前は、文系に向いていそうな生徒まで医学部を志望する傾向がありましたが、最近はかなり文系志望が戻ってきました。理系の上位層でも、東大の理科一類や京大の理学部などを志望する生徒が多くなり、医学部一辺倒の傾向は変わってきたと感じています」(杉山恭史進学資料室長)

●中国・四国
 国公立大トップ40に愛光(愛媛)、広島大附、広島学院(広島)、高松(香川)、土佐(高知)の5校が入りました。
 
 9位の愛光は男子の約半数が寮生。全国から生徒が集まるため、全国の医学部の入試制度や入試問題を研究しています。

●九州・沖縄
 国公立大トップ40にラ・サール(鹿児島)、久留米大附設(福岡)など7校が入りました。
 
 国公立大5位のラ・サールでは、約4割の生徒が国公立大医学部を目指します。全国から成績優秀な生徒が集まり、約7割の生徒が入寮します。中学生の寮では集団自習の時間もあり、勉強の習慣が身につきます。

「中学生の寮は学年を交ぜた8人部屋なので、コミュニケーション能力、思いやりの気持ちなどが自然に備わります。高1と高2のときは個室で、高3になると下宿します」(谷口哲生副校長)
 
 7位の久留米大附設の今春の卒業生は、中学から女子が入学して、共学化された1期生です。

「コツコツと真面目に勉強する女子が入り、学年全体の雰囲気が変わったように思います。例年、約200人の生徒のうち3分の1ぐらいが医学部に進学。女子の医学部進学率は約5割です。今年は国公立大合格者57人のうち37人が現役です。現役合格できそうな国公立大を選ぶ生徒が多いため、数年前から現役合格の割合は年々高くなっています。国公立大医学部進学者の約4割の進学先は、九大を中心とした旧帝大です」(白水孝典教頭)

(文/庄村敦子)

※週刊朝日MOOK『医学部に入る2020』から抜粋

このニュースに関するつぶやき

  • 小学生のうちから「医師になる」っていう強い意志なんて持てるもんかなぁ?親が「医師にしたい」っていう強い意志があるケースばっかじゃないの?
    • イイネ!0
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  • 日本ではお金持ちが医学部に入りやすいという恐ろしい現実があります。どうしてだれもそれを暴露しないのかな。
    • イイネ!7
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