ルノーF1、2021年にはトップ争いに加わることを目指す。「オコンが力になってくれると信じている」

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2019年09月17日 12:21  AUTOSPORT web

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ルノーF1は2021年にはトップ3に加わるべく、オコン起用など準備を進めている
ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2021年にはルノーのドライバー・アカデミーから才能ある若手をF1に昇格させたいと語った。また、そのころに彼のチームが現在のビッグ3チームを相手にトップ争いができるよう、新加入するエステバン・オコンの協力も得て、取り組みを続けていくという。

 2020年のルノーはチームを率いるドライバーとして、ダニエル・リカルドとオコンの力に頼ることになる。しかしエンストンの拠点では、将来的に育成ドライバーを起用できる状況にシフトしていくため、若手ドライバーに全力でのサポートを行っている。

「ダニエルのような熟練したドライバーを手に入れる機会に巡り合ったとき、それを生かすことが重要だと思った」と、2019年に向けてオコンを起用しなかった事情について、アビテブールは説明した。

「正直に話せば、そうした力を手にした今は、新たな人材を入れるべきタイミングだと考えている。そしてそれは、チーム全体にとっての傾向なのだと思う」

「我々はアカデミーで若手ドライバーたちに投資をしており、2021年には、そのなかからひとりでも(F1に)送り込む可能性があることを期待している」

「つまり、それは内部の原動力をシフトするという話にもなる。我々のドライバーラインアップにおいて、若手ドライバーを歓迎できるよう準備を整えておくということだ」

「2年前にはできなかったことだ。けれどもチームはより成熟しており、今では明確に思い描くことができるようになっている」

「そして、そうしたことも管理できるのかどうかを見るのに良いテストとなる。なぜならそれは、また別のかたちの管理になるからだ。20歳や22歳のドライバーの管理をするのと、30歳の者を管理するのは、また違う」


 FIA-F2参戦中のルノーの若手のなかでトップレベルにあるのは、カンポスのジャック・エイトケンとユニ ヴィルトゥオーシのチョウ・グアンユーだ。先日スパ・フランコルシャンで悲劇的な事故に見舞われて死亡したアントワン・ユベールも有望とみなされていた。

 誰がF1に昇格するか、また実際に昇格があるかどうかは別として、F1のレギュレーションが改変される2021年には、現在メルセデス、フェラーリ、レッドブルが繰り広げているトップ争いにルノーが加わることをアビテブールは望んでいる。また、2020年に加入するオコンがチームの助けになることへの期待も示している。

「我々は短期的に結果やパフォーマンスを要求される世界にいる。しかし彼らは極めて評価が高く、資金も多く、しっかりとした組織だ。トップ3に加わるのはとても難しい」とアビテブール。

「しかし我々はそうしたことのために奮闘しており、エステバンは助けになってくれると信じている」

「2020年と2021年にすべきことをのなかでバランスを取り続けていく。2021年には大きな変更があるため、リソースをどう割いていくかという点を、注意深く考えなければならないのだ」

「エステバンもそのことは認識している。他の多くのチームと異なる部分はないが、我々に学びの機会をもたらすだろう。2020年に一丸となってきちんと仕事にあたっていけば、2021年には完全なアタックモードに入れる」

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