岡田将生×広瀬すず×清原果耶がついに共演 『なつぞら』千遥の天丼によって蘇った奥原家の記憶

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2019年09月17日 12:31  リアルサウンド

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『なつぞら』写真提供=NHK

 『なつぞら』(NHK総合)第146話では、千遥(清原果耶)が働く料理屋「杉の子」を、なつ(広瀬すず)や咲太郎(岡田将生)たちが訪れた。なつたち三兄妹が久しぶりの再会を果たしたのである。2人のほかには、信さん(工藤阿須加)、光子(比嘉愛未)、明美(鳴海唯)も一緒に同席した。


参考:清原果耶が明かす、『なつぞら』に千遥が登場するまでの裏側 「自分ができる最善を尽くそうと」


 カウンター席に座ると、はじめに千遥から料理の希望を聞かれ、咲太郎は「最後に天丼が食べたい」というオーダーをする。天丼というのはもちろん、咲太郎たちの父の姿が浮かぶ思い出の味。確かにこうして再会して食べるのにふさわしい料理であろう。千遥はなつたちが席から見守る中で、淡々と調理を始めていった。


 久方ぶりの再会とはいえ、今はなつたちを“お客様”としてもてなす千遥。どこか緊張した空気が流れる中で、千遥はまずなつたちに前菜を振舞う。慣れた手つきで盛り付けられたその前菜は、見た目も実に洗練されたものであった。その前菜を口にしたなつは、思わず「美味しい……とても美味しいです」と口にし、咲太郎も「本当に美味い」と言って、心からの感想を千遥に伝える。料理の美味しさはもちろんのこと、なつたちは千遥が用意してくれたものを噛みしめることができる嬉しさで一杯であるかのようだった。


 焼き物が出されたときには、現在の千遥の立派な姿を受けて、なつは「一生懸命修行されたんでしょうね」「本当にすごいです」と伝えたわけであるが、千遥はただ「親方に恵まれただけです」と答える。“親方”――その存在はなつの人生においても言えることであり、なつも「私も同じです」「人生でいろんな師匠に恵まれました」と打ち明ける。もちろん、なつの人生に大きな影響を与えた“師匠”の1人は泰樹(草刈正雄)である。なつの頭の中では北海道で力強く生きる泰樹の姿が思い起こされていた。千遥は千遥で、その“親方”から何らかの影響を受けてここまでやってきたのだろう。


 さて、いくつかの料理が出された後には、ついに例の天丼がテーブルに用意される。その場の皆が、出来上がった天丼の味に満足するわけであるが、咲太郎はその天丼から何かを感じ取り、いたく感動していた。「これだ、これだよ」。戦死した父の味が確かにそこにあるように感じたのだろう。上手く再現されたその味にただただ驚きを隠せない様子だった。


 そして、その時なつは何かを思い出したようだった。母の存在である。そう、亡くなった母もまた、思い出の天ぷらの味を作っていた一人だったのだ。千遥の作ってくれた天丼のおかげで、また一つ奥原家の大事な記憶が蘇った瞬間である。(國重駿平)


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  • 「人生でいろんな師匠に恵まれました」千遥が知る、なつの師匠は泰樹だけ。だから仲さんが出てこなくても仕方ないのです。
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