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苦しいせきを最短で完治させるには?「鼻うがい」でぜんそくもスッキリ!――毎月2000人を診療するスーパードクターが伝授!

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2019年09月18日 06:41  ダ・ヴィンチニュース

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ダ・ヴィンチニュース

写真『つらいせきが続いたら鼻の炎症を治しなさい』(杉原徳彦/あさ出版)
『つらいせきが続いたら鼻の炎症を治しなさい』(杉原徳彦/あさ出版)

「気管支ぜんそく」「せきが長引いて治らない」「痰がからみやすい」という症状に、ある画期的な治療法が注目されています。それは、「鼻」の炎症の治療をすることです。

「せき」でお悩みの場合、「呼吸器内科」を受診することが多いでしょう。しかしあなたが選んだ呼吸器内科では、根本からせきを治療することができないかもしれません。

 このようにアドバイスを送るのは、ぜんそく治療の専門医であり「仁友クリニック」の医院長・杉原徳彦先生です。杉原先生は、呼吸器科での医療では良くならない患者がいることに疑問をもち、独自の視点で、せきの診療を行っています。

■鼻の疾患と気管支ぜんそくの合併は100%

 鼻に不調があれば「耳鼻科」、肺や呼吸に不調があれば「呼吸器内科」に行きます。このように現在の日本の医療では、「気道」の声帯から上を「上気道」。声帯より下を「下気道」とわけて診察しています。しかし気道の中で起こる疾患は、互いに影響しあっている、と杉原先生は言います。そしてさまざまな研究を通じて次のような「鼻とせき」の合併症を知りました。

・気管支ぜんそくを発症した患者の、アレルギー性鼻炎を合併している割合は6〜7割
・気管支ぜんそくを発症した患者の、慢性副鼻腔炎を合併している割合は4〜6割

 つまり、鼻の疾患と気管支ぜんそくの合併率は、ほぼ100%だということです。こうした鼻の炎症が原因で起こるせきを根治するには、おおもとである「鼻の炎症」を治さなければなりません。杉原先生は、上は口から鼻、下は肺までの空気の通り道である気道を、「1本の道」としてとらえ、一括して診ているのです。

 このたび、せきの新しい治療法を、先生の著書『つらいせきが続いたら鼻の炎症を治しなさい』(あさ出版)よりご紹介します。

■自覚がなくとも鼻に炎症を疑おう

 ぜんそくやせきに悩まされている方のなかには、「鼻に異常なし」と感じている人もいるかもしれません。ですが自覚がなくとも鼻に炎症がある人は少なくないと杉原先生は言います。

 鼻の炎症は大きくわけると2つ。「アレルギー性鼻炎」と「慢性副鼻腔炎」です。アレルギー性鼻炎には、花粉などが原因の「季節性」タイプ、ハウスダストやダニなどが原因の「通年性」タイプがあります。やっかいなのは、「通年性」の場合。子どものころに発症することが多いのですが、症状が比較的穏やかなため、自分がアレルギー性鼻炎をもっていることに無自覚な場合も多いそうです。

 またもう1つの鼻の炎症である慢性副鼻腔炎。これはウイルスや細菌などによる感染症です。副鼻腔と呼ばれる、ほほの下にある空洞の粘膜が腫れ、炎症によって膿や鼻水が溜まります。この膿が長く溜まることを「蓄膿症」とも呼びます。

 副鼻腔炎には、「急性」と「慢性」のタイプがあります。慢性副鼻腔炎であっても、症状が軽いと、患者さんの自覚がない場合も多く見受けられるそうです。

■鼻の炎症が全身に広がる

 アレルギー性鼻炎も慢性副鼻腔炎も、検査で簡単に分かります。どんなに軽い症状であっても、杉原氏は「治療すべき」と考えています。鼻から炎症性の物質が気管に垂れ流され、年齢を経るほど、せきぜんそくや、気管支ぜんそくのリスクが高まるからです。

 意外に思われるかもしれませんが、健康な状態でも常に鼻水の一部はのど へと流れ込み、鼻やのど を保護しています。しかし鼻に炎症があると、分泌される鼻水の量が増え、粘り気が強くなります。これらがのど に垂れてくることで、「痰がからんでいる」ような感覚になります。この症状を「後鼻漏(こうびろう)」と呼びます。

 この後鼻漏を放置しておくと、炎症が気管支にまで広がります。なぜなら鼻炎から生じた鼻水には、炎症性の物質が含まれているからです。炎症性の物質がのど から流れ、気管支に影響をおよぼします。このことは近年のさまざまな研究からも発表されています。

 また鼻で生じた炎症性の物質は、全身にも影響をおよぼします。鼻の粘膜を通じて血液などに吸収され、それが血流に乗って体のさまざまな器官に影響を与えるのです。一例を挙げれば、頭痛、肩こり、逆流性食道炎、腹部膨満感、睡眠時無呼吸症候群、慢性閉塞性肺疾患(COPD)……はては、リウマチやがん、うつなどを発症する危険性が挙げられます。




鼻や上咽頭(鼻の奥)に炎症があると炎症性の物質が気管支に流れ、気道が敏感になり、せきが出やすくなる

ぜんそく、アレルギー専門の呼吸器内科へ

 長引くせきと鼻炎を一度に診てもらうには、どのような病院へ行けばいいのでしょうか。鼻やのどだけ、気管支だけ、というように、上気道と下気道をわけずに気道を1本の道として診て治療してくれるところが良いでしょう。なので呼吸器内科の中でも、「ぜんそく」さらには「アレルギー」を専門としている医療機関を確認してみましょう。

 すでに呼吸器内科を受診している、あるいは訪れた呼吸器内科が下気道中心の治療で効果を感じない場合は、あわせて耳鼻咽喉科も受診するのも手です。

 鼻炎を治すには「Bスポット療法」と呼ばれる「上咽頭」の炎症を沈静化させる治療が、効果は高いと杉原先生は言います。鼻に炎症がある場合、炎症性の物質を含む鼻水は、鼻の奥とのどをつなぐ「上咽頭」というところにまず炎症を起こすからです。この「Bスポット療法」とは、塩化亜鉛をしみ込ませた綿棒を、のどと鼻から入れてこする、短時間で済む治療法です。しかし1回の治療時間は短くとも、週1回の治療を3〜6カ月続ける必要があります。保険適用であり、耳鼻咽喉科で行われていることが多い治療法です。詳しくは、あさ出版の特設ページにも紹介されています。

「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」特設ページ

「鼻うがい」で炎症が軽くなる!

 近くに専門の呼吸器内科がない、Bスポット療法をしてくれる医療機関がない、週1ペースで病院に通えない、という人でも鼻の炎症を軽くすることができます。それは1日2〜3回の「鼻うがい」というセルフケアです。軽い副鼻腔炎の場合、「鼻うがい」だけで治るケースもあるといいます。「鼻うがい」は、食塩水で鼻腔やのどを洗います。その結果、炎症性の物質を薄めることができるのです。

「鼻うがい」に必要なすすぎ液は、市販品もありますが、手づくり食塩水で代用できます。手順は、記事末尾をご参照のこと。

 病院での治療に比べて「鼻うがい」は手軽で簡単です。しかも効果は高いとお得なことだらけ。これを習慣化したところ、ネバネバした鼻水がスッキリした、などと効果を実感している人が多いそうです。

 このほかにも、鼻炎を軽くする飲み物や、効果的なマスクの選び方、睡眠時に実践したいことなどがあると、杉原先生は言います。詳しく知りたい人は、先生の著書を手に取ってみてください。日本全国から訪れる毎月2000人以上の患者を治療する、ぜんそく・せきの専門家が最短で治す方法がたくさん記してあります。

 

■鼻炎を治す「鼻うがい」の手順





文=武藤徉子


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  • オレは鼻うがいは無理でした。鼻からディフューザーで口呼吸改善するために中3の冬休みは2週間、耳鼻咽喉科に通い詰めでしたな(ふたを開けたら蓄膿症の一歩手前でした)
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