一部のファンがルカクに人種差別チャントも…「証拠不十分」でカリアリに制裁は下らず
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2019年09月18日 12:26 サッカーキング
1日に行われたセリエA第2節カリアリ対インテル戦における一部のカリアリサポーターの行為について、リーグ運営がカリアリとそのサポーターに対する制裁に関しての結論を下した。17日、イギリス紙『ガーディアン』が報じた。
同試合では、インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクがPKを蹴った際に、一部のカリアリモンキーチャント(猿の鳴き声を真似たもの、黒人差別を意味)で揶揄したことが問題に。カリアリのサポーターが過去にも人種差別的な振る舞いを繰り返していることから、同クラブとそのサポーターに対して強い制裁を望む声も少なくなかった。
しかし、捜査を担当したFIGC(イタリアサッカー連盟)の諮問委員会は、カリアリへの制裁を下さないことを決定。同委員会はルカクに向けたチャントが存在したことを認めた一方で、チャントにはカリアリとサポーターを罰するのに十分な「規模や認知」がなかったとしている。
カリアリに対する調査が行われたのは、この2年間で3度目のこと。イタリア代表FWモイーズ・キーン(現エヴァートン)とフランス代表MFブレーズ・マテュイディへの人種差別行為がそれぞれ調査の対象となったが、いずれもクラブに対して制裁は下っていなかった。
なおカリアリは、15日に行われたセリエA第3節パルマ戦でファンがピッチにペットボトルを投げ込んだことについては、別件で5000ユーロ(約60万円)の罰金を科されている。
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