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室井佑月「グダグダじゃん」

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2019年09月19日 07:00  AERA dot.

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写真室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
 作家・室井佑月氏は、JOCが決定した理事会の非公開化に苦言を呈する。

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*  *  *
 8月8日の京都新聞によれば、「日本オリンピック委員会(JOC)は8日の理事会で、9月10日の次回から理事会を報道陣に非公開とすることを決めた」という。なんでもその理由は、「本音での意見交換を促す狙いがあるとしている」だそうだ。「JOCによると、非公開化は1991年の日本体育協会(現日本スポーツ協会)からの独立後、初めて。24人の理事の採決で賛成19、反対4、保留1だった」という。

 どうして、この時期にそうなる? 開催費は膨らむばかり、暑さ対策はできていない、開催1年を切って問題が山積みの東京五輪。たった24人の理事が意見を言い合うより、出てきた問題に対して、その道の専門家など多くの人を引き入れ、対処したほうがいいに決まってる。

 だいたいさ、理事の人らは高額な報酬を得て、末端はボランティア。その面の皮の厚さをどうとも思わなかった人たちだもんね。

 大腸菌まみれでトイレの臭いがするという海。もうそのことについては「泳ぎ切った人は全員金メダルでいいんじゃないか」という声もあがっているほどだ。

 屋根のない客席には雪を降らせるという。が、その道のプロはこの話を「うまくいくか? 暑ければ雪にならない」と訝(いぶか)しがっている。

 エアコンなしの新国立競技場は、入場で並ぶお客さんの目を涼ませようと朝顔の鉢を並べることにしたみたいだが、それ根本的な暑さ対策じゃないから!

 でもって、旭日(きょくじつ)旗。組織委員会は「持ち込みを禁止しない」と発表した。

 韓国が嫌だっていってきたから、それに対してのアンサーだ。組織委員会は韓国メディアの取材に応じ、「日本で広く使われていて、政治的宣伝とはならない」と答えたらしい。

 それはかなり苦しい言い訳のように思う。今、この国じゃ旭日旗はレイシストの集会で使われていたりする。ネットで映像を探せばすぐ出てくるだろう。

 国としてそういう団体の取り締まりをしてこなかったのが悪かった。なぜか?多くの人にバレつつあるが、そういうレイシストの一部が、安倍政権を熱烈に支持しているからだ。

 オリンピックって平和の祭典、もうはじめのコンセプトからしてグダグダだ。でもって、この国や組織委員会の対応の失敗を誤魔化(ごまか)すため、「旭日旗の揚がっているところを見ると、がぜんやる気になるんです」なーんて発言する選手が現れたりしないだろうな。

 そういわされるおそれはある。そんなことが起こったら話が余計ややこしくなるだけだけど、JOCの理事会が非公開になったことだし(誰の提案か誤魔化せるし)、彼らのこれまでをみてたらそういうこともあるんじゃないかと……。

 話し合いを非公開にするなら、上手(うま)くいかなかった場合の責任も一手に引き受けてくださいよ。そこだけは国民総懺悔(ざんげ)とハナから決まってるみたいだが。

※週刊朝日  2019年9月27日号

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