CLデビュー戦で衝撃のハットトリック…19歳の“新怪物”に関する5つのトリビア

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2019年09月19日 17:20  サッカーキング

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サッカーキング

[写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)の開幕戦で、新たな怪物がまた1人誕生した。“日本人対決”として注目を集めた17日のザルツブルク対ヘンクの一戦で、ザルツブルクのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがハットトリックを達成。衝撃的なCLデビューを果たした。

 世界中の話題をさらったハーランドとは、一体どんな選手なのか。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』やノルウェーメディア『Dagblabet』の情報をもとに、ハーランドについて知っておきたい5つのトリビアを紹介する。

写真=ゲッティイメージズ

記録ずくめのハットトリック

ハーランドは2000年7月21日生まれの19歳。CLで10代の選手がハットトリックを達成したのは、1994−95シーズンのラウール・ゴンサレス(当時、レアル・マドリード所属)、2002−03シーズンのヤクブ(当時、マッカビ・ハイファ所属)、2004−05シーズンのウェイン・ルーニー(当時、マンチェスター・U所属)に次ぐ4人目のことだった。CLデビュー戦で3ゴールを挙げたのは、ヤクブ、ルーニーに次いで3人目の快挙となる。また、ハーランドは試合開始2分、34分、45分と前半だけでハットトリックを成し遂げた。19歳58日での達成はCL史上最年少記録となる。ザルツブルクを率いるジェシー・マーシュ監督は試合後、「彼がチームにいて本当に幸運だ。もし良い調子をキープできたなら、彼はますます成長していくだろう」と賛辞を惜しまなかった。

今季9試合で17得点
ヘンク戦を含め、ハーランドは今シーズン出場した公式戦9試合で17ゴールをマーク。欧州5大リーグのどの選手よりも多くのゴールを決めている。なお9試合中、得点を奪えなかったのはリーグ開幕戦の1試合のみ。今回のCL以外にも、リーグ戦で2回、国内カップ戦で1回のハットトリックを達成しており、ここまでのところ42.9分につき1ゴールという驚異のペースで得点を量産している。

U−20W杯で大会記録を樹立

ブレイクの予兆は、今年5月から6月にかけて開催されたFIFA U−20ワールドカップ ポーランド2019にあった。ノルウェー代表として出場したハーランドは、グループステージのホンジュラス戦で大会新記録となる1試合9ゴールをマーク。チームは決勝トーナメント進出とはならなかったものの、大会得点王に輝いた。この活躍が認められ、今年9月に行われたマルタ代表とのEURO2020予選で、A代表デビューを飾った。

父は元プレミアリーガー
ハーランドは、元ノルウェー代表MFアルフ・インゲ・ハーランド氏を父に持つ2世選手。父は1990年代から2000年代初頭にかけてプレミアリーグで活躍。2000年から2003年にかけて在籍したマンチェスター・Cでは、宿敵マンチェスター・Uの中盤に君臨していた“闘将”ロイ・キーン氏とピッチ内外で激しいバトルを繰り広げたことでも知られる。なお、アーリング・ハーランドは父がリーズに在籍していた当時にイングランドで生まれた。それ故、9月にA代表デビューを飾るまでは、イングランドA代表を選択することもできたが、ノルウェー代表を選んだ。

スールシャール監督と師弟関係

ザルツブルクに加入したのは今年1月のこと。それ以前は母国ノルウェーの強豪クラブ、モルデに所属していた。同クラブでは、現在マンチェスター・Uで指揮をとるオーレ・グンナー・スールシャール監督の下でプレー。ノルウェー代表の大先輩であり、同じFWでもあるスールシャール氏から学ぶことは多かったと言う。「彼はどうやってゴールを決めるのか、実際に手本を見せてくれるんだ。彼のおかげで今の自分が形作られたと言えるね」。なお、ヘンク戦にはリヴァプールやバルセロナのほか、マンチェスター・Uもスカウトを派遣していたと報じられている。そう遠くない将来、師弟関係にある2人がイングランドで再タッグを組む可能性もある。

(記事/Footmedia)

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