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近い将来、テレパシーが現実に? 研究が進む「ブレインテック」とは

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2019年09月20日 12:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真NeU社が発表した、東京大学による「認知脳科学に基づくEdTechの実証実験」デモンストレーションの様子
NeU社が発表した、東京大学による「認知脳科学に基づくEdTechの実証実験」デモンストレーションの様子

 頭に思い浮かべただけで電子機器やソフトを操作し、言葉を伝えたり脳の機能を強化したりする――。昔からSFの世界で描かれてきたような技術が、いよいよ現実味を帯びてきました。



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 「Brain(脳)」と「Technology(技術)」を組み合わせた言葉である「ブレインテック」。今、国内外のさまざまな企業がこの技術に関する研究開発を進めています。



●考えただけでアプリを操作、文字入力も



 2019年7月17日。テスラやスペースXの創業者として知られるイーロン・マスク氏が、「脳にチップを接続し、考えただけで電子機器を動かすサービス」について、2020年内に臨床試験を開始する見込みと発表しました。同氏が設立したスタートアップ企業「Neuralink(ニューラリンク)」によるものです。



 同様の技術は他社からも発表されており、Microsoftは考えただけでアプリケーションを動かす技術「Brain Computer Interface」の特許を2018年1月に取得。Facebookは考えただけでスマホなどに文字入力ができる「Brain Typing Project」の開発を目指すと2017年のイベントで発表し、2019年7月30日に研究の進捗について説明しました。



●睡眠改善や記憶力・思考力の向上



 いくら便利になっても、いきなり「脳に電極を埋め込む」と聞けば怖いと思われるのも自然かもしれません。しかし、脳科学を使ったブレインテックの本質は、あくまでも「脳で何が起こっているかを見える化する」ということです。



 今は脳に電極を埋め込まなくては分からない情報も、センサー技術が発達して外から計測できるようになれば、電極を埋め込む必要はありません。現在でも外から脳の活動を計測する方法はいくつかあります。



 例えば脳波を計測すれば眠りの深さや脳の活性度を、脳の血の動きを計測すれば脳のどの部位が活発に働いていて、どんなことを思い浮かべているかといったことまで分かります。



 眠りの深さや質の分析ができれば、より良い睡眠につなげることができます。記憶力や思考力などに関わる脳の部位が正確に分かれば、これらを向上させることができます。何を思い浮かべているかが正確に分かれば、もう相手に伝えるために言葉で説明する必要はなくなります。



●広がる国内事例



 このようにブレインテックを活用したサービスは非常に幅広く、当初は米国やイスラエルで、そして近年は国内でも研究開発が進んできました。



 JSOL社は、NTTデータ経営研究所、情報通信研究機構などと共同で、脳波を計測することで英語の発音を聞き分けられるようになるサービスを開発。PGV社は、脳波を計測することで自覚症状のない身体の変調も見つけ出すセルフケアができるサービスを目指しています。



 メディアシーク社は、イスラエル発のブレインテックアプリ「Myndlift」を国内代理販売しています。簡易脳波計と連動し脳波を読み取りながらゲームを行うことで注意力の向上を狙うことができるアプリで、現在、教育やスポーツ、eスポーツ分野でのプレ導入を進めています。



 NeU社は、脳の血の動きを計測することで教室の生徒の学習状態を評価し、効率的な学習につなげる研究を行っています。



●アルツハイマー病患者の福音にも?



 脳に関する新しい研究が発表されると、それに基づいたブレインテックサービスが出てきます。最近では、アルツハイマー病の患者の脳に磁気刺激を与えると、一時的に記憶力が回復したという研究が話題となりました。



 また、脳への電気刺激により仕事効率などに大きく影響するワーキングメモリを改善できたという研究も注目を浴びています。さらに、脳波をモニタリングしながら適切な刺激を与えることで、睡眠の質が改善したという研究もあります。



 ブレインテックは今後さらに幅広い分野で活用されていくことでしょう。5年後や10年後、ブレインテックがわれわれの生活を一変させているかもしれません。



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◆書き手:メディアシーク



カスタムメイドのシステム開発ソリューションと、豊富な開発実績から生まれた教育事業者様向けのスクール管理システムパッケージ「マイクラス」の他、LMS(ラーニング・マネジメント・システム)、各種ウェブサイト、スマートフォンアプリを提供しているIT企業。


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