原監督、自身8度目のリーグV 主将・坂本勇を絶賛「ぶっちぎりでMVP」

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2019年09月21日 22:01  ベースボールキング

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5年ぶり37度目のセ・リーグ優勝を決め、坂本勇(左)と抱き合う巨人・原監督=横浜
● DeNA 2 − 3 巨人 ○
<24回戦・横浜>

 巨人がDeNAとの延長戦を制し、5年ぶり37度目のセ・リーグ優勝を決めた。原監督は8度宙に舞い、目には大粒の涙。優勝監督インタビューでは、主将の坂本勇を絶賛した。

 2点ビハインドを全員野球ではね返した。7回に相手のバッテリーミスで1点を返すと、9回は二死無走者から一、二塁の好機を作り、途中出場の小林が同点適時打を右前へ弾き返した。10回も2四球などで二死一、三塁の好機を作り、こちらも途中出場の増田が値千金の勝ち越し打を中前へ。その裏は守護神・デラロサが締め5年ぶりの優勝が決定。原監督は涙を流しながら、横浜の夜空に8度舞った。

「新鮮ですね。歳をとると涙腺が弱くなる…」。声を震わせながら優勝監督インタビューを行った指揮官。「(V逸の4年間は)長い時間だった。阿部、亀井、坂本、岡本も。固定観念というものを捨てて、どういうチームを作ったら勝てるか、強くなるか、その1点に集中して秋からやってきた。このチームはまだ強くなると同時に物足りなさもある。ただ、“ひとつになる”ということに関しては、今までにない素晴らしいチームだと思います」とナインに賛辞を送った。

 4年ぶりの監督復帰。「完全に休息に入り、野球界に戻るということは頭の片隅にもなかった。オーナーの強い思いを理解し、もう一度、と。私のなかにも情熱が、まだ残っておったようです。そういうなかでスタートして、久しぶりに優勝できた。レフトスタンド!ファンの皆さまありがとうございました!皆さんおめでとうございます!」とファンへの感謝も忘れなかった。

 チームをけん引した坂本勇を称賛。「入団1年目から彼を見てました。非常に頼もしく大きく成長して、私がいない3年間も成長し続けてくれた。特にキャプテンシー、チームをまとめる力という部分は、先輩の阿部慎之助にも負けないくらい、強いリーダーシップを持ちながら戦ってくれた。ここまではぶっちぎりでMVPだと思います」と、球界の顔に成長した背番号6を称えた。

 次なる目標は7年ぶりの日本一。「まだまだ道は険しいでしょう。しかし、我々は謙虚にスタートしたチーム。大きな目標は持ちながらもその気持ちは変わらずに。まずはクライマックスの勝ち残りを達成したいと思います」と力を込めた。

このニュースに関するつぶやき

  • 坂本がキャリアハイの39本打てたのは丸の存在が大きかった。後ろに怖い打者がいれば相手バッテリーは坂本と勝負せざるをえなくなるし。丸がいなかったらマークも厳しかったと思う
    • イイネ!11
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