ホーム > mixiニュース > ライフスタイル > 双角子宮とは?原因?妊娠率は?【産婦人科医監修】

双角子宮とは?原因?妊娠率は?【産婦人科医監修】

2

2019年09月22日 07:00  Milly

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Milly

写真写真
双角子宮を知っていますか?妊娠して初めて自分が双角子宮だと知る方もいます。産婦人科の先生に教えてもらいました。

双角子宮とは?

双角(そうかく)子宮とは、先天的な子宮の奇形のひとつです。下記のイラストのように、子宮がハート状になっているものを双角子宮いいます。ほかに子宮奇形には、子宮が2つある「重複子宮」など、いくつかのタイプがあります。

そうかくしきゅう双角子宮
出典:「はじめてママ&パパの妊娠・出産」

正常な子宮とは?

「双角子宮」は先天的な子宮の奇形のひとつですが、では、”正常”な子宮とはどのようなものなのなのでしょうか。
正常に発生した子宮・正常子宮は、左右の「ミュラー管」(中腎傍管のこと・下記「子宮奇形とは?」のパート参照)が発育したあと融合します。その後、融合したあとの中隔は吸収され、1つの内腔になって、左右2つの卵管、1つの頸管が開口。子宮の発生の仕組みについては、いまだに完全には明らかではありません。
正常な子宮は下記のイラストのような形をしています。

正常子宮 奇形正常な子宮

出典:「はじめてママ&パパの妊娠・出産」

子宮奇形とは?

子宮奇形は、ミュラー管からの子宮の発生に異常をきたしたものをいいます。ミュラー管とは、中腎傍管のことです。女性は子宮と腟上部、卵管に分かれます。
ちなみに、胎生(発生)期早期には男性にもみられる構造ですが、男性は精巣から分泌されるMISという物質の働きによってミュラー管は退縮します。

子宮奇形の程度や形態はさまざまあり、分類方法もいくつかあります。子宮奇形は双角子宮や重複子宮のほか、ミュラー管の発育不全による低形成・欠損(膣欠損や卵管欠損など)や単角子宮、中隔の吸収不全による中隔子宮や弓状子宮なども。双角子宮と重複子宮は、左右のミュラー管の融合不全によるものです。
もっとも使われているアメリカ生殖医学会による分類では、「双角子宮」も「完全型」と「部分型」の2種類に分けられています。

双角子宮の原因を教えて

子宮双角になった原因はなんなのでしょうか?「子宮双角」と主治医の先生に指摘されたら、不安のあまり「自分が悪いのではないか」と責めてしまう方もいるかもしれません。けれど、子宮双角は先天的なもので、受精卵からの発生の段階での異常です。自分を責めることはありません。

双角子宮の検査方法は?

子宮双角は自分でわかるものではありません。子宮双角かどうかは、超音波検査(経腟エコー)でないとわかりません。婦人科検診に行ってわかったり、妊娠して妊娠検査のために産婦人科に受診したときにドクターに指摘されて知ることがほとんどです。

双角子宮の治療方法とは

子宮双角は病気ではないので、治療の必要はありません。変形がひどくなければ、妊娠の継続も可能です。医師が治療したほうがよいと診断しなかった場合は、それ以上心配することはありません。丁寧に経過を見守りながら、妊娠生活を過ごすようにしましょう。

双角子宮だと生理は重くなる?

経血の量が増える「過多月経」になることはあるかもしれませんが、子宮双角だからといって月経痛がひどくなることはないでしょう。

双角子宮の妊娠率は?流産、早産しやすい?

子宮双角だから不妊になりやすいということはないでしょう。子宮の形によって、また着床する場所によって異なりますが、子宮双角の場合、子宮が大きくなりにくいことがあり、流産や早産の確立は高めといわれています。赤ちゃんの向きや発育に影響することもあるので、安静と経過観察が重要です。出血やおなかの張りがあったらすぐ受診を。

双角子宮は出産にどんな影響を与える?

双角子宮でも、変形がひどくなければ経腟分娩も可能ですので、主治医に相談してみましょう。また、おなかの赤ちゃんが頭を上に向けたほうがおさまりがよいなどの理由で、逆子になることがあります。

取材・文/木村美穂

https://millymilly.jp/column/51834
https://millymilly.jp/column/51342
https://millymilly.jp/column/43570
https://millymilly.jp/column/4640




監修
佐野麻利子先生
産科婦人科舘出張佐藤病院/フィーカレディースクリニック院長
東京・日本橋にある、働く女性の健康を支援する「フィーカ レディースクリニック」。大きなオフィスビルの中にあり、とてもきれいで居心地のいいクリニックです。群馬県にある佐藤病院グループのレディースクリニックで、助産師相談もあります。佐野院長は日本産婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医。

動画・画像が表示されない場合はこちら

    あなたにおすすめ

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定