解説陣がみた巨人・原監督の采配力

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2019年09月22日 08:10  ベースボールキング

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6月4日の楽天戦、9回、逆転2ランを放ったビヤヌエバ(右)を迎える巨人・原監督=楽天生命パーク KyodoNews
巨人が5年ぶりにリーグ優勝を達成した。

 原辰徳監督が2015年以来監督復帰した今季、夏場に2位・DeNAに一時0.5差まで詰め寄られたが、首位の座を守り、5年ぶりにリーグ制覇した。

 ニッポン放送ショウアップナイター解説陣は、原監督の手腕を高く評価し、8月29日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト戦』で解説を務めた真中満氏は「決断力の速さを感じます。裏目に出たりすると、リスクがあるんですけど、そこを一切恐れず自分の思いを采配にぶつけている印象ですね。若い選手、ベテランもうまくまじって非常にいいチームを作り出している印象ですね」と絶賛。

 6月4日の楽天−巨人戦では、1−1の8回、3番手・高木京介が浅村栄斗に勝ち越しソロを浴びた。それでも巨人は9回、楽天の守護神・松井裕樹に対し、先頭の岡本和真が二塁ベース直撃のヒットで出塁すると、続くビヤヌエバが逆転2ランを放った。その裏、中川皓太が走者を出しながらも、1点のリードを守り切った。

 同日に解説を務めた江本孟紀氏は「会心の勝ちですよ。内容的には苦しんだんですけど、この展開こそ上昇してくる勝ち方。1点取られてもうバンザイというときに、あんまり打てないバッターがホームランを打ちますか? 普通なら代えますよ。この辺が原監督の信念というか、監督勝ちですよ」と振り返った。

 7月5日の巨人−DeNA戦では、巨人は2−2の6回、先頭の投手・山口俊がフェンス直撃の二塁打、亀井義行の内野安打で一、三塁とすると、坂本勇人の適時打で勝ち越し。なお、無死一、二塁の場面で3番・丸佳浩が、バントを2球失敗するも、3ボール2ストライクからレフトスタンド最前列に突き刺す3ランを放った。

 同日に解説を務めた江本孟紀氏は「ベンチの采配が現れる典型的な試合でした。それが見事にハマった。(丸にバントをさせても)勝つんだという空気が、全体にいきましたよね。勝ち方がだんだんよくなってきましたよね」と話した。

 5年ぶりのリーグ優勝を決めた21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人戦』で解説を務めた田尾安志氏は「本当に苦しいシーズンだったと思いますし、自分の抱えている選手をうまく戦力として起用できたんじゃないかなと。その結果、優勝をもぎとった喜びを感じたんじゃないでしょうかね」と振り返った。

 5年ぶりにリーグ優勝を成し遂げた巨人。随所に見せた原監督の手腕力が、リーグ制覇に繋がったといえそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

このニュースに関するつぶやき

  • 正直シーズン当初考えていた菅野と山口が軸というのが崩れてからやりくりが大変だったと思うがそれでもここまで来れたのは、さすがだ
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