食肉と見た目や味がそっくりな植物由来の代替肉を出力できるB2B向け3Dプリンター

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2019年09月23日 07:01  Techable

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イスラエルのテルアビブで2018年に創設されたRedefine Meatは、代替肉専用3Dプリンターの開発に取り組むスタートアップ企業だ。

2020年の商品化を目指し、2019年9月には、ドイツの大手食品企業PHWグループらから600万ドル(6億4500万円)の資金を調達している。・食肉と見た目や食感、味がそっくりな代替肉を3Dプリンターで出力Redefine Meatでは、3Dプリンティング技術と三次元の肉に成型するモデリングシステム、植物由来食品の新たな調合法を組み合わせ、見た目や食感、味が食肉とそっくりな代替肉を生成するソリューションを開発している。

このソリューションは、食肉加工業者や精肉店、飲食店などでのプロユースを想定しており、消費者のニーズや好みに応じて、独自の代替肉を設計したり、需要変動に応じて、オンデマンドで代替肉を製造できる仕組み。

食肉に比べて、環境負荷を95%軽減できるのも利点だ。・代替肉と3Dプリンターを融合させ、新しい食のソリューションに市場調査会社「Zion Market Research」では、植物由来の代替肉市場は、世界全体で、2018年時点の119億2000万ドル(約1兆2800億円)から2025年には212億3000万ドル(約2兆2800億円)へと、年平均成長率8.6%のペースで成長すると予測。

また、市場調査会社「Research and Market」によると、3Dフードプリンター市場は、2018年から2025年までに年平均成長率54.75%で拡大し、4億2500万ドル(約457億円)に達するという。

Redefine Meatは、3Dフードプリンターと代替肉を組み合わせ、持続可能性に配慮した新しい食を提供するソリューションを生み出そうとしている。(文 松岡由希子)

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