満員電車で嫌な人に会ったときに! みるみる怒りが消える裏ワザ

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2019年09月24日 16:00  citrus

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■電車の中での嫌なシーンに、怒りが治まらない!

 

満員電車に乗っていると、信じられないほど不快な目に遭うことがありますよね。たとえば、他人のバッグが自分の腕に少し触れただけで怒鳴っている人や、化粧ならまだしもヘアスプレーを振りまき、髪の手入れをし始める人……。こうしたシーンに遭遇すると、1日中とても嫌な気持ちになり、ムカムカと怒りを抱えてしまうものです。

 

「考えないようにしよう」「忘れよう」と思っても、気が付いたらふとそのシーンが目に浮かび、いつまでもイライラしてしまうのではないでしょうか? 怒りなどのネガティブな感情は、忘れようとすればするほど、そのことが強く意識され、頭から離れなくなってしまうものです。

 

とはいえ、怒りが風化するまで待つのも、耐えがたい! では、どのように怒りの感情に対処していけばいいのでしょうか?

 

 

■キレる人、他人の迷惑を考えない人の「背景」を想像してみよう

 

おすすめしたいのが、自分自身の「想像力」を駆使して、怒りの感情を消してしまう方法です。まずは、満員電車内で不快な行動をした人々を思い出し、「ちょっとバッグが触れただけなのに、どうしてあそこまで怒鳴るんだろう?」「どうして混んでいる電車の中で、ヘアスプレーなんてできるんだろう?」と、相手の状態や行動の背景をぐるりと想像してみましょう。

 

バッグが触れただけで怒鳴った人は、何かとてもムシャクシャすることが続いていて、心が傷ついていたのかもしれません。

 

人間は心の傷を抱えていると、自己を防衛するために他者の接近に過剰に警戒してしまいます。また、そもそも人間は親しくない人から半径約1メートル以内の位置に侵入されると、自分の安心安全空間である「パーソナルスペース」を侵され、不安を感じると言われます。他者への警戒心が高まっている人が、満員電車内で長時間パーソナルスペースを侵され、その状況下で他人が(持ち物を介して)身体に接触してきたのですから、防衛本能が過剰に働き、攻撃性があらわになってしまうのも無理からぬことです。

 

一方、車内で堂々とヘアスプレーをしている人はどうでしょう? 彼らにとっては、電車内の乗客の立場に立って、相手の気持ちを配慮しにくい状況にあるのかもしれません。パーソナルスペースが侵される満員電車などの空間では、周りの乗客の存在を気にせず、「置物」のように捉えることができれば、見知らぬ他者と密着する不快感に耐え、自分の心の安全を守ることができます。電車内でヘアスプレーをしてしまった人は、一般の人々よりそのように感じる傾向が強いため、結果として他人の迷惑も考えず、家の中でするのと同じように髪の手入れをしてしまったのかもしれません。

 

 

■「背景」を想像できれば、「行動」にとらわれなくなる

 

このように、満員電車の中で遭遇するムカつく相手の行動の「背景」を想像することができると、自然に怒りは収束するものです。怒りが治まらないのは、相手の「行動」だけに注目し、その行動を繰り返し思い返して、自分自身で不快な感情を煽っているからなのです。

 

想像力を働かせ、相手の行動の背景にまで思いを馳せることができれば、表面的な行動の不快感にはさほどとらわれなくなります。ぜひ、満員電車で不快なシーンを目撃したときには、想像力を存分に働かせてみてください。

 

※この情報は2016年4月7日時点のものです

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