“スマホ版マリカー”『マリオカート ツアー』はリセマラ困難ゲー？　Nintendoアカの紐付けに要注意

　任天堂は9月25日、Android/iOS用レースゲーム『マリオカート ツアー』のサービスをスタートした。

（参考：星野源が語る、任天堂ゲームへの愛ーーいまハマっているのは『マリオ』の異色作？）

　任天堂は9月25日、Android/iOS用レースゲーム『マリオカート ツアー』のサービスをスタートした。

　『マリオカート ツアー』は、大人気の「マリオカート」シリーズ最新作であり、スマートフォン向けとしては同シリーズ初となるタイトルだ。

　早速DLしてプレイしてみたのだが、ゲームを始めるにはNintendoアカウントが必須となるため、未登録のユーザーは要注意だ。

　また、ゲームは複数の手持ちキャラクターからドライバー・マシンを選んで操作するのだが、使えるのは「ドカン」で引いて入手できたキャラクターのみ。ということは、最初に行なうのはお気に入りのキャラが出るまでアプリをインストール・アンインストールする“リセマラ”だ。

　大抵のスマホアプリは、ある程度のチュートリアルを終えて初めてキャラ・カードを引くことができるのだが、『マリオカート ツアー』はチュートリアル前に「ドカン」を1回引かせてくれる。このユーザーのことを考えた驚くべき親切設計こそ、任天堂のなせる技だ。

　と安心したのもつかの間、2回目のインストールが終わって画面を開くと、そこには1回目のデータが残ったまま。Nintendoアカウントにセーブデータが紐づいているため、リセマラをするにはインストール・アンインストールではなく、「メニュー」→「設定」→「はじめから遊ぶ」という手順を取らなければならない点に注意してほしい。

　それらを踏まえて、キャラが固まったところで早速チュートリアルのレースへ。

　操作方法はスマホ向けに最適化されており、左右スライドでハンドル操作、画面タップでアイテム使用ができるうえ、ドリフトモードを使えば、これまでのシリーズでおなじみ「ミニターボ」（ドリフト中にスピードを緩めず、曲がり切ったところで加速するテクニック）なども使用することが可能だ。

　さらに、同作ではキャラクター毎に得意なコースが設定されているため、得意なコースではアイテムスロット（レース中に使えるアイテムの数）が最大3つまで増える。そしてアイテムボックスに触れることでランダム入手できるアイテムが3つ同じものになった場合、『FEVER』と称した“使い放題”の時間が訪れるようだ。

　1つ目の「マリオカップ」をクリアすると、マシンやキャラ、グライダーの変更メニューが解放されたり、「マリオオデッセイ」の「ポリーン」を引けるドカンも使うことができるようになるため、しばらくは続報をお届けできるよう、必死に解放を目指すことにする。（向原康太）
※記事初出時、一部機能についての記述に誤りがございました。訂正してお詫びいたします。