限定公開( 1 )
イギリスで国際結婚し、姉妹を育児中の、いしこがわ理恵です。
現在、子どもたちは現地の小学校の年齢になりましたが、イギリスでの妊娠出産は驚きと発見の連続だったので、今回はその時期のことを振り返って、イギリスで驚いたこと3つをご紹介しています。
今回は、臨月と激動の出産体験エピソードをご紹介いたします。
マイナートラブルはいろいろあったものの、比較的スムーズに過ぎていった妊娠期間でしたが、1週間以上過ぎても、まったく生まれる気配がなく、だんだん焦りが出てきていました。
本当に生まれてくるんだろうか?(もし、ずっとお腹にいたらどうする?)なんて、ありえない想像をしてしまうほど、非常に長く感じた時期でもありました。
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助産師さんの自宅訪問検診があり、membrane sweep(卵膜剥離)を提案されたので、藁にもすがる思いでお願いしたところ、その翌日の夜に破水。
破水があったので、ついに出産が始まったんだ!と喜んだのもつかの間、
強めの陣痛があるものの、子宮口は一向に開かず頑なに1cmのまま……。
痛みがあっても子宮口が開かない事にはどうしようもないということで、
帰宅するように言われ、痛みに耐えつつ、ひたすら自宅待機で、どんどん失われていく体力と精神力。これは本当に辛かったです。
微弱陣痛というのは、必ずしも痛みが弱い陣痛という意味ではなく、筆者の場合は、陣痛があっても子宮口が順調に開いてくれず出産が長引く厄介なタイプでした。陣痛は本当に痛かったです!!
(微弱陣痛という名前は誤解を招くので、「きまぐれ陣痛」とか、「意外とドS陣痛」という名前に変えてほしい……というのは冗談です。)
もうこれ以上痛みに耐えられない!と、
再度病院へ行ったら、見かねた助産師さんから「お風呂に入ってみたら?」とのアドバイスが。すぐに病院のお風呂を使わせていただけることになりました。
(破水をしているのに、大丈夫なんだろうかと不安に感じましたが、あまりの痛さに、プロからの提案に従うことにしました。)
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すると、どうでしょう……!
陣痛が、消えてしまいました。(なんてことでしょう。涙)
破水をしているので、感染症の心配もあるという判断から、翌日朝一番に陣痛誘発剤を使うことになりました。そしてそのまま入院。
翌朝、誘発剤をいれてしばらくすると、迷子になっていた陣痛が、戻ってきました!が、
これが激痛。本気の陣痛がどんどん強くなっていき、それはもう言葉では表せないほど。
腹痛はさほどなかったのですが、腰の骨を中から握りつぶすような激しい痛みが続きました。
最初の陣痛からすでに28時間以上経っていたので、この時点で気力体力共に限界で、無痛分娩をお願いしました。
それからは、リラックスしてお産に挑むことができました。
(助産師さんと夫にサポートしてもらって無事に長女を出産。)
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しかし!
その直後、何らかの理由で生まれたばかりの長女の息が止まってしまい、救急搬送され、そのままNICUへ入院となってしまいました。
4時間後に、長女が一命を取り留めたことと、自力で息をできるようになったことを看護婦さんが伝えに来てくれるまでは、夫も筆者自身も生きた心地がしませんでした。
まさか、こんなことが起こるとは夢にも思っておらず、まさに出産は母子共に命がけの作業だと痛感しました。
【イラスト】
※著者
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