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【インタビュー】舞台「どれミゼラブル!」金田哲、苦手意識もあった舞台出演を決めたきっかけは「心を動かされる体験を味わってほしい」

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2019年10月01日 12:11  エンタメOVO

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エンタメOVO

写真ジャッキ・チェーン役の金田哲(はんにゃ)
ジャッキ・チェーン役の金田哲(はんにゃ)

 入居した俳優は必ず売れると言われる、伝説のアパート「コーポ・レミゼ」に、地方から上京してきた俳優志望の若者が入居したことから起こる珍騒動を描いた舞台「どれミゼラブル!」が10月3日から上演される。俳優を夢見て上京してきた若者を、本作が単独初主演となる松本幸大(宇宙Six/ジャニーズJr.)が演じる。売れないスーツアクター、ジャッキ・チェーン役の金田哲(はんにゃ)に、舞台出演への思いや本作の見どころを聞いた。




−金田さんにとっては、今年2本目の舞台出演ですね。出演が決まったお気持ちを聞かせてください。

 実は、舞台に出て芝居をするということに、苦手意識があったんです。でも、今年は立て続けにオファーを頂いたこともあって、そういう年なのかな、やってみようかなと思って出演することに決めました。オファーを頂けたのは単純にうれしかったですし、素晴らしいメンバーが出演するコメディーということは純粋に楽しみです。

−もともと、舞台に興味があったんですか。

 …そんなに(小声)。

−(笑)。とはいえ、映画やドラマに出演して、これまでにもお芝居はされていましたよね?

 そうですね。ありがたいことに、お話を頂くので、時々出させてもらっています。でも、舞台に関しては、全く未知のジャンルなんです。実は昔、「神保町花月」という吉本のお芝居を中心にやっている劇場で舞台をやっていたこともあるんですが、その当時、「お笑いをやりたくて吉本に入ったのに、なんで芝居をやらなきゃいけないんだ」って思っていて…。それで変な苦手意識みたいなものができてしまったんです。その苦手意識は、今も完全にはなくなっていませんが…。

−では、本作に出ようと決意したきっかけは?

 5月に上演した「MOTHER〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜」という舞台に出演させていただいたのですが、それはもともと、ペナルティのワッキーさんが出演されている作品の再演なんですよ。ワッキーさんから見に来てって言われて、行ったらめちゃくちゃ感動したんです。そのときに、ワッキーさんに「おまえに来年、あの役で出てほしい」と言われて、やってみようかなと思えました。ちょうど、そう思えたタイミングで、この作品のオファーもいただいたので、じゃあ…と。

−金田さんにとっては、かなりの挑戦といえる舞台になりそうですね。

 まあ、挑戦というとまた少し違うかもしれませんが…。この作品のキャストさんは、みんなバラバラのジャンルから集まった人たちなんです。ジャニーズもいれば、元AKBもいる。早乙女(友貴)くんは殺陣もすごい。こんなにバラエティー豊かな座組みで、コメディーをやる。コメディーじゃない人たちとコメディーをやることに、興味がありましたし、いい経験になればと思っています。

−改めて、今回、金田さんが演じる役柄はどんなキャラクターですか。

 僕が演じるジャッキ・チェーンは売れないアクション俳優で、見栄っ張りな適当男。ビビリな一面もあり、無責任な男ですね。

−演じるに当たって、どんなことを意識していますか。

 アクション俳優なんで、腹筋、背筋、腕立ては、1日3回ずつはやっていますね。役作りとしては。それが今回の役柄です(笑)。ストイックなように見せて、実は3回という(笑)。

−本作では、室龍太さん(関西ジャニーズJr.)がプライドの高い芸人役で出演されていますが、芸人として金田さんは何かアドバイスをしましたか。

 いやいや、アドバイスは何もしていないですよ。室くんはツッコミもうまいですし、めちゃめちゃセンスがあるので、違和感が全くないです。実は、室くんはジャニーズの前は芸人やっていたんじゃないかって思うほど(笑)。僕の方が逆に勉強になっているぐらいです。

−主演の松本さんの印象は?

 松本くんが演じる役は、好青年という役どころですが、彼自身が普段からまさにそんな男です。もうこの役は松本くん以外に誰にもできないというぐらいぴったりです。常に熱くて、稽古ではいつも全力で汗だく。変更点があれば、一つ一つ丁寧にメモっています。真面目で純朴な青年という印象です。

−本作は、先ほど金田さんご自身もおっしゃっていたように、いろいろなジャンルの方が集まっている座組みです。稽古場はどんな様子ですか。

 みんな、めちゃくちゃ仲がいいですよ。僕は早乙女くんと2人のシーンが多いので、ずっと話しています。2人で飲みにも行くぐらい仲良くさせてもらってます。

−芸人さんのノリとはまた違うものですか。

 全然違います。皆さん、スイッチが入ると真面目モード。仲はいいのですが、なれ合いにはなるわけでもなく、やるべきことはやる。芸人って本当に駄目な人間が集まっているんですよ(苦笑)。ここには一流の方々が集まっているので、稽古場での姿勢も含めて勉強になっています。

−では、今、感じている演劇の魅力とは?

 生で見られるということ。もぎたての感じを肌で感じられる。それは、お笑いでも、演劇でも同じで、生は全然違うものだと思います。僕自身、ワッキーさんが出演していた舞台を見たときに、立てなくなるほど感動したんです。それまで、ほとんど演劇を見たことはなくて、初めて生のお芝居を見て、これほどまでに心に突き刺さるものなんだって気付きました。いてもたってもいられなくて、かなりの距離を歩いて帰ったのを覚えています(笑)。自分がそれほど心を動かされた体験をしているので、見に来てくれるお客さんにはぜひ同じような体験を味わってもらいたい。この作品は、コメディーではありますが、笑えるだけでなく、心に染みるせりふもあったり、きっと何かを感じてもらえると思います。

−芸人としては、どんな信念で活動されていますか。

 僕は、ナインティナインさんを見て芸人になりたいと思ったし、吉本に入りました。それと同じように、自分を見て芸人になりたいなって思ってもらえるようになりたいです。芸人は面白そう、すごいって思ってもらいたい。そして、その人たちが芸人になろうと思ってもらえたらうれしいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)


舞台「どれミゼラブル」


 舞台「どれミゼラブル!」は10月3日〜14日に都内・博品館劇場ほか、大阪、福岡、仙台で上演。
公式サイト https://www.doremize.jp/

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