中居正広、初めて「PayPay」利用も不正使用などのトラブルに不信感「莫大な貯金がなくなる」

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2019年10月07日 11:31  リアルサウンド

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 中居正広が10月5日、MCを務める『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日)で、キャッシュレス決済について持論を明かしていた。


(参考:PayPayにシステム障害発生で支払い・チャージ不可に 感謝デーのアクセス集中が原因?


 10月1日に消費増が10%になったことに合わせ、キャッシュレス決済に対する政府のポイント還元制度がスタート。対象店舗でキャッシュレス決済をすると、政府から最大5%のポイント還元が受けられる制度だが、うまく利用している消費者も増えているなかで、「現金派」も多く、番組の調査では60人中32人がキャッシュレス決済を使っていない、という結果になっていた。


 現金派の意見としては、「登録や利用が面倒」「セキュリティー面が心配」「現金だと決まった額しか使わないが、キャッシュレスだといくらでも使えてしまう」などの声が聞かれた。


 キャッシュレス派で、現金をほぼ使わないという社会学者の古市憲寿氏が「お寺とかに行くとお賽銭が現金なので、早く変えてほしい」と、らしい意見でツッコミを受けるなか、キャッシュレス決済がなかなか浸透しない要因についての解説も。明治大学政治経済学部・飯田泰之准教授によれば、「日本は海外に比べて現金による取引の安全性が高い(偽札騒動などが少ない)」「銀行の支店やATMが多い(どこでも現金を引き出せる)」というポイントが挙げられていた。


 そして番組では、つい最近までガラケーを愛用していた中居が「PayPay」の登録に挑戦することに。まずはアプリで携帯電話の番号とパスワードを設定。番組が用意したものを四苦八苦しながら入力しつつ、「みなさん、そんなに難しいことじゃないんです」とおどけて見せたが、「支払い方法の設定」に至り、スマートフォンのカメラ機能でクレジットカード情報を読み取れることを知ると、「それは怖いね! 情報が(自分で管理できないところに)いっちゃうんじゃないかと思っちゃう」とこぼした。


 「読み取ってくれているんだから、情報はいっちゃってOK!」と総ツッコミを受け、解説を担当した家電芸人・かじがや卓哉に「何が不安なんですか?」と問われると、「莫大な貯金がなくなっちゃうから(笑)」と中居。笑いを誘いつつ、簡単にクレジットカードの情報が読み取れてしまうことへの不安を語る。


 中居が危惧するのは、決済アプリの不正利用だ。「不正利用が明らかになれば、被害額は全額補償される」(番組内では、補償の内容や条件は事業者によって異なる、とのテロップ)と言われても、その不安は拭えない。中居はクレジットカードの盗難に遭い、まさに不正利用された経験があるというのだ。


 その不正利用は、午前中の1時間ごとに行われ、5万円程度のパーティーグッズや、10万円程度の遊園地のフリーパスなど、転売可能なものが買われたようだ。普段の行動パターン、またおそらく購入したエリアなどの違いから、午後にはクレジットカード会社から確認の連絡があり、そこで不正利用に気づいたそうだ。中居は金額の補償より、「知らない間に使われている怖さ」が先に立つとしてあくまで不安を語ったが、きちんと補償されると再度説明を受け、いったん納得した様子だった。


 7payの不正アクセス問題やPayPayのシステム障害など、トラブルも散見されるなかで、中居が吐露したような不安をかかている消費者も少なくないだろう。こうした番組等での細やかな解説と、システム面、セキュリティ面の強化で、安心して便利なキャッシュレス決済を利用できる環境が整えられることに期待したい。


(向原康太)


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