東山奈央、沼倉愛美、JUNNA、安野希世乃らが会場を魅了! 「犬フェス2!」2daysライブ【レポート】

5

2019年10月07日 19:52  アニメ!アニメ!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

アニメ!アニメ!

フライングドッグ10周年記念ライブ「犬フェス2!」(10月5日)Photo By Mizuaki Wakahara, Hirohiko Taniguchi, Keijyu Takenaka, Yuuta Aoki, Chie Ito
アニメ映像・音楽レーベル「フライングドッグ」の設立10周年を記念するライブイベント「フライングドッグ10周年記念ライブ 犬フェス2!」が、2019年10月5日・6日に東京の豊洲PITにて開催。
5日の公演には鈴木みのり、わたてん☆5、西田望見、沼倉愛美、東山奈央の5組が出演し、それぞれ個性あふれるパフォーマンスで会場を盛り上げた。

トップバッターを務めた鈴木みのりは、ソロデビュー曲「FEELINGAROUND」からライブをスタート。ラーメンを題材にしたTVアニメ『ラーメン大好き小泉さん』のオープニングテーマだったこの曲を、ラーメンには欠かせないネギを振り回しながら熱唱し、あっという間にオーディエンスの心をつかんでみせる。



このほか、歌詞も曲調もぶっ飛んだ「ヘンなことがしたい!」や乙女チックな「リワインド」、しっとり系バラードの「Crosswalk」と振り幅広いセットリストを届けたが、これはさまざまなタイプの楽曲をリリースしてきたフライングドッグならではの選曲とのこと。

ラストは最新シングル「ダメハダメ」を歌って次のアーティストにバトンタッチ……と思いきや、「お次はかわいい天使ちゃんたちと一緒に歌いたいと思います!」とわたてん☆5の5人をステージ上に呼び込み、計6人のスペシャルコラボで坂本真綾の「マジック ナンバー」をカバーして締めくくった。

TVアニメ『私に天使が舞い降りた!』のメインキャストである指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美の5名で結成されたユニット「わたてん☆5」は、作中で担当キャラクターたちが着ている制服を再現したおなじみの衣装で登場。
同アニメのオープニングテーマ「気ままな天使たち」、 エンディングテーマ「ハッピー・ハッピー・フレンズ」を含む4曲を元気いっぱいに披露し、会場中にたくさんの“かわいい”を振りまいた。



この夏、ミニアルバム「女の子はDejlig(ダイリー)」でソロデビューを果たしたばかりの西田望見は、同アルバムからリード曲「フルスロットルで行こうぜ!」を含む5曲をパフォーマンス。
また愛称の「のぞみる」にちなんで「のぞ!」「みる!」というコール&レスポンスを楽しむなど、会場のファンとのコミュニケーションもバッチリ。自身のステージを終えた後は、この日2組目のコラボとして沼倉愛美とともににFictionJunction YUUKAの「Silly-Go-Round」に歌唱し、無事に歌いきった後はホッとしたような表情で沼倉と手を取り合う。



沼倉愛美は、疾走感あふれるロックナンバーである「Climber'sHigh!」と「MyLIVE」の2曲を続けて披露すると、MCでは一転して「皆さんはフライングドッグが大好きで集まってくれたと思うので、今日は“わんわん”と呼んでもいいですか?」と柔らかな表情を浮かべる。
ラストの「HEY!」では、客席が「ohoh」と叫ぶところを「わんわん」に替えるという“犬フェスバージョン”で会場との一体感を演出。次に出番が控える東山奈央とのコラボ楽曲には、沼倉自身のデビュー曲でありTVアニメ『魔法少女育成計画』のオープニングテーマ「叫べ」をチョイスした。

同アニメに東山はスノーホワイト役、沼倉はリップル役で出演していたため、曲の前には「それでも私は夢見てる。私、一緒に歌いたい……リップル!」「スノーホワイト……うん、一緒に歌おう!」 とキャラクターの声で口上を述べる一幕も。TVアニメの初回放送から3年越しで実現した、感動的な“夢のデュエット”となった。



東山奈央は「叫べ」の熱気から、さわやかな風が吹くような「君と僕のシンフォニー」へと、一瞬にして会場の空気を変える。
この8月から9月にかけて5か所6公演の1stライブツアーを行っていた東山だが、MCでは「この犬フェス2!を終わらせなければ、私の夏は終わらない!」と力強く宣言。「イマココ」では「大好きだ!」という大きな声援を浴び、「灯火のまにまに」は赤色のペンライトを灯火に見立てて、会場に集まった大勢のファンとともに夏の最後の思い出を作り上げていく。

そして「さよなら モラトリアム」では、ツアー中に恒例となっていた“大人チャレンジ”に挑戦。ツアーで唯一失敗したというギター演奏にリベンジし、多少危なっかしいところはあったが何とか成功を収めていた。
このパートのラストにして、ライブ全体を締めくくる1曲には東山自身が作詞・作曲した「群青インフィニティ」をセレクト。「別れ、再会」をテーマにしたこの曲を最後に歌うことで、いつの日かまた再会できることを誓った。



アンコールは「フライングドッグスペシャルヒットメドレー」と題して、出演アーティスト全員がノンストップでカバー楽曲を披露する。
1組ずつ歌のバトンをつないで、最後に全員が集まって歌ったのは『マクロスF』からランカ・リー=中島愛の「星間飛行」。フライングドッグ10年の歴史を噛みしめながら、1日目の公演の幕が下ろされた。

6日の公演にはJUNNA、諸星すみれ、安野希世乃、Rhodanthe*の4組が出演。初日に負けじと、この日も大きな盛り上がりを見せた。


2日目のトップバッター・Rhodanthe*は、2013年7月より放送されたTVアニメ『きんいろモザイク』のメインキャラクターを演じる声優により結成されたスペシャルユニットだ。
当初のメンバーは西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央の5名だったが、2019年より諏訪彩花が加入して6人体制に。Rhodanthe*としてのライブは2016年の元日以来のため、新体制でのライブは今回が初ということになる。



とはいえ、6人そろってのパフォーマンスはそれを感じさせない息の合い方で、曲中で「ハロー!」「コンニチハ!」のコール&レスポンスを楽しんだり、客席に大きなウェーブを巻き起こしたりと遊び心満載の時間に。
MCでも「エモいパートは他の方にお任せして、私たちはとにかく笑顔をお届けします」と言いきってしまうほど会場を温め、Rhodanthe*の代表的なナンバーをメドレーで歌ったのち2番手の諸星すみれにバトンを渡した。

諸星すみれは、幼少の頃から子役として活躍しており、声優としても多くの代表作を持っているが、2019年10月30日リリースのミニアルバム「smile」にてフライングドッグよりアーティストとしてデビュー。
当日は、その発売に先駆けたアルバム収録曲の生披露となり、真っ白な衣装で登場した諸星はさすがに緊張を隠せない様子だったが、初々しいMCに客席はほっこりとした空気に包まれていく。しかし、「BeautifulFlower」では冒頭部分をアカペラで歌い上げるなど、これがデビューとは思えないほどのポテンシャルの高さを感じさせた。



ソロステージを終えた諸星は、安野希世乃とのコラボで牧野由依の「ウンディーネ」をカバー。バトンを受けた安野のソロステージは、『カードキャプターさくら クリアカード編』新オープニングテーマの「ロケットビート」からスタート。
「悲劇なんて大キライ」ではハンカチを振り回してみせ、「WonderShot」では曲中に客席をバックに記念撮影。さらに「生きる」で手描きのイラスト入りの旗を振るなど、さまざまに趣向を凝らしたパフォーマンスで楽曲のよさを引き出す。

安野は「生きる」を歌い終えたところで、いったんステージから去る。その直後、バンドメンバーが演奏しだしたイントロに反応したオーディエンスの歓声で、会場の熱量は一気に何倍にも膨れ上がる。
暗闇の中に浮かび上がるのは、手で「W」のポーズを作った2 人の女性のシルエット……TVアニメ『マクロスΔ』から生まれた戦術音楽ユニット・ワルキューレのメンバーである安野とJUNNAのコラボだ。
ワルキューレの「いけないボーダーライン」をカバーするという展開に、会場のファンは大熱狂。美雲とカナメのツインボーカルという超貴重なコラボは、ワルキューレファンのみならずその場にいる全員の魂を揺さぶっていった。



ステージはそこから間髪を入れず、JUNNAのライブに突入する。『マクロス』シリーズ最年少の歌姫としてデビューしたJUNNAは今年で19歳。2日間の出演者では最年少ながら、なんと大トリを務めることになった。
JUNNAは人生初の大役に「最後までみんなを盛り上げていけるように頑張りたいと思います!」とコメントするなど意気込み十分。じっくりと歌声を聴かせるところは聴かせつつ、盛り上げるところは思いきり盛り上げるという堂々としたステージングで2日間のラストを飾った。

アンコールは、初日に引き続き「フライングドッグスペシャルヒットメドレー」へ。
コミカルな振付がかわいいRhodanthe*の「ケロッ!とマーチ」、天使の歌声が聴けた諸星すみれの「プラチナ」、深淵なる世界へといざなう安野希世乃の「アンインストール」、伝説の歌姫の魂を継承するJUNNAの「射手座☆午後九時 Don’tbelate」と歌い継いで、全員で声を合わせての「創聖のアクエリオン」でラストを迎えた。



フライングドッグ10周年記念ライブ「犬フェス2!」
Photo By Mizuaki Wakahara, Hirohiko Taniguchi, Keijyu Takenaka, Yuuta Aoki, Chie Ito

このニュースに関するつぶやき

  • Twitterで「犬フェス」という言葉がタイムラインを流れていて、ドッグランの大会だと思っていた僕。
    • イイネ!4
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定