NHK朝ドラ『スカーレット』戸田恵梨香の父役、北村一輝のコメントが到着

0

2019年10月07日 20:20  CINRA.NET

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

CINRA.NET

『スカーレット』
2019年後期のNHK朝の連続ドラマ小説『スカーレット』に寄せた北村一輝のコメントが到着した。

現在放送中の『スカーレット』は、滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子が主人公。男性ばかりの陶芸の世界に飛び込んで、女性陶芸家の草分けとして歩み始めた喜美子が、やがて自らの窯を持ち、独自の信楽焼を生み出そうと奮闘する様を描く。ヒロイン・喜美子役に戸田恵梨香がキャスティング。脚本は『夏子の酒』『ホタルノヒカリ』『母になる』などの水橋文美江が手掛ける。

喜美子の父・常治役を演じている北村一輝は出演が決まった際の気持ちについて「念願が叶っての出演でしたので本当に幸せです。“朝ドラ”に出るのが夢だったといっても過言ではない(笑)!本当です。大河ドラマの撮影中に、土曜スタジオパークで『“朝ドラ”に出たい』と話していました。そこから10年かかりましたね」とコメント。

また「大阪ことば」について「ひとつ注意していることと言えば、自分も含め、大阪ことばのネイティブ同士で話していると、話すスピードがすごく速くなる。だから気を抜いてしまうと、感情が乗ってくるにつれ会話がどんどん速くなり、関西出身ではない人には聞き取れない会話になってしまいがちです。気持ちが乗っているときは速いし、逆に遅くなったときは『あ、途中で気づいたな』と思ってください(笑)」と語っている。

■北村一輝のコメント
・出演が決まった際の気持ちについて
念願が叶っての出演でしたので本当に幸せです。“朝ドラ”に出るのが夢だったといっても過言ではない(笑)!本当です。大河ドラマの撮影中に、土曜スタジオパークで「“朝ドラ”に出たい」と話していました。そこから10年かかりましたね。
・自身の役柄の印象について
ひと言でいうと、昭和のお父さんです。今の時代からすると、子どもを叱るときに、どなってちゃぶ台をひっくり返すなんてことありませんよね。でも昔は人と人の距離も近く、今のように恵まれた時代ではない分、そう言った貧しさのなかでそれぞれの役目を背負い、一緒に困難を乗り越えていかなくてはならない。だからこそ子どもへのしつけも厳しくなったりするのだと思います。
まだ時代背景が戦後ということもあるかと思います。一見すると、亭主関白で、酒ばかり飲んでいる自分勝手な父、借金もしたりと、……いいことゼロですが、常治には「怒る」の裏側に深い愛情がある。愛情があるからこそどなったり、愛情があるからこそ本気で怒れる、その絆が家族にも伝わっていて、根本には必ず愛がある。表面的には「もう常治という親父、いいかげんにしろ!」と感じる時もあると思いますが、見ているとなにか憎めない。そんなところがあるキャラクターではないかと思います。
・現場の印象について
すごく楽しいです。たとえば百合子役の子役は年齢があがるにつれて、どんどん変わっていきます。これは長い期間を描くドラマのだいご味ですよね。成長の過程を見ることができ、家族を作っていける。そういった部分では、やはり短編のドラマとは違うおもしろさがありますよね。
ひとつ注意していることと言えば、自分も含め、大阪ことばのネイティブ同士で話していると、話すスピードがすごく速くなる。だから気を抜いてしまうと、感情が乗ってくるにつれ会話がどんどん速くなり、関西出身ではない人には聞き取れない会話になってしまいがちです。気持ちが乗っているときは速いし、逆に遅くなったときは「あ、途中で気づいたな」と思ってください(笑)。それはそれで見ていておもしろいのではないかと思います。
収録に参加して一番の印象は、喜美子の子ども時代を演じている川島夕空ちゃんですね。もう本当に元気で度胸もあり、関東出身にも関わらず、しっかりと大阪ことばのせりふも覚えて完璧に準備していて、すごくえらいなぁと関心していました。彼女の持っている根本的な明るさや目の強さも印象的です。2人で「何してんねん!」のような、ボケとツッコミを何度もやっていました。仲がいいからこそできる、大阪ならではの対話です。全国的に見るとわかりにくいかもしれませんが、大阪だと親しいからこそつっこんだりしますよね。「あほか」のなかにも親しさがある。そういった部分を取り入れ、2人でいっしょに雰囲気を作りました。時間が空いているときにはなるべく子どもたちと話をしていましたね。子供たちがなるべくやりやすいようにと、あたたかい現場づくりを心掛けていました。
・視聴者へのメッセージ
川原常治という役を、ぜひ深く見てほしいですね。たまに許せない部分もあると思います。お酒を飲みすぎたり、怒ったり、逃げたり、器の小さい男でもありますが、その奥には「愛」という人間が必要としている部分がしっかりとあるキャラクターになっていると思います。ぜひ、常治の表面だけではなく、その人の人間性を奥深く感じ、家族を含めた周りの人たちとのやりとりも楽しんで頂ければいいなと思います。そして喜美子のがんばり、成長、そして愛情がドラマを通してみなさんに届きますように、スカーレットご覧ください。
    ニュース設定