『テラスハウス』東京編・第18話ーー“あるメンバー”が突然卒業、新メンバー・凌の登場で恋の火花?

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2019年10月08日 00:31  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第18話が、本日10月8日に配信された。


(関連:翔平が現女性メンバーと恋に落ちることはない? 『テラスハウス』第13話未公開映像


「苦手なんだよね、みんなでワイワイみたいなの」


 まず、第18話の全体の流れを以下にまとめてみたい。


・愛華とペッペ、湘南の海でデート
 到着するなり、早速水着に着替えて海に走り出すペッペと、そのあとを追う愛華。二人は、終始楽しそうにはしゃいでいた。その後、海辺のカフェでゆったりと食事を楽しみながら、会話に花を咲かせる。「ペッペに見つめられたら、みんな『ハッ! かっこいい〜』ってなっちゃうよ」(愛華)、「愛華もモテるでしょ? 可愛いから」(ペッペ)、「ペッペ見てると、人にハッピーを移せてると思う。だから、すごいな〜って」(愛華)とお互いを褒め合いながら、距離を縮めていく二人。ペッペが、テラスハウスに入ってからは、今日が初めてのデートだと口にすると、愛華は「わーい! 初めてもらっちゃった」と無邪気に喜んだ。最後には、「帰りたくなーい」と笑いながら拗ねる愛華。ペッペも「ね!」と共感し、二人は名残惜しそうにしつつも、最後に笑い合いながら記念のツーショットを撮影した。


・翔平、テラスハウスを巣立つ
 夜、ダイニングでジップロックにスマホを入れながら、「水中にいる、俺を撮りたい」と口にする流佳。隣で聞いていた翔平が「俺もプール入りたいな」と乗り気になると、そのまま二人は家のプールで遊ぶことに。水中で動画や写真を撮って、声を出して笑いながら、ふざけ合った。


 男子部屋に戻ると、突然、荷造りを始める翔平。流佳が「どっか行くの? どのくらい? 撮影?」と尋ねると、翔平は「結構行く。撮影っていうか……明日、出ていく」と歯切れの悪い答え方で、テラスハウスからの卒業を打ち明ける。状況を飲み込めない流佳に、荷物を詰め込む手を止めずに、「苦手なんだよね、みんなでワイワイみたいなの……」と下を向きながら呟く翔平。流佳が「もし(その理由が)本当だとしても、なんで突然、明日なの?」と食い下がると、翔平は「思い立ったが吉日、みたいな?」と濁しながらかわす。


 ふと、顔を上げた翔平は、「居心地よくてさ、テラスハウス」と本音を語り始める。「めちゃくちゃ居心地よくなっちゃって、ホーム感がすごくなっちゃって……。でも、そのホーム感は、今はまだいらないというか。安心してすぐ、自分に甘くなっちゃうから」。続けて、「流佳のことが心配でたまらないけど、もう子どもじゃないもんね?」と笑い、「ありがとうね。超楽しかった」と照れながら、流佳に感謝を伝えた。


 次の日、まだ日が昇らない早朝、黒板に「みんな 今まで ありがとう 行ってきます」とだけ書き残して、静かにテラスハウスを去った翔平。雨のなか傘もささず、両手いっぱいに荷物を持って、歩き出した。


 流佳は目覚ましをかけて早朝に起きたが、間に合わず。香織と春花は翔平から直接卒業を告げられなかったため、驚きを隠せない。放心状態になる香織と、泣き出す春花。ペッペもまた「『サヨナラ』って言いたかった……。ショックだ」と悲しそうに俯いた。


・男性新メンバー・田渡凌、入居
 翔平がテラスハウスを後にした日の夜、新メンバーとして田渡凌(たわたりりょう)がやってきた。凌は、B.LEAGUE(B1)のチーム“横浜ビー・コルセアーズ”に所属しているプロバスケットボール選手。26歳で身長は179センチ、ポジションはポイントガードと、自己紹介を済ませる。香織に将来のビジョンを聞かれると、日本代表入りが一番の目標で、その後は海外リーグに挑戦したいと、自身の夢を明かした。一通り話し終えると、男子メンバーにテラスハウスの中を案内してもらうことになった凌。プレイルームでは、男子同士でしか話せない“恋バナ”で盛り上がる。また留学経験もあるという凌が、ペッペと英語で会話を楽しむシーンも見られた。


・凌、“お風呂場問題”を提唱
 「僕は、お風呂に入ってきます」とダイニングを離れた凌。彼がお風呂場で目にしたのは、床に捨てられた濡れたタオルとスポンジ、網、トイレットペーパー、ビニール袋、そして浴槽に浮かんだ海パンだった。あまりの汚さに凌がお風呂場の掃除を提案すると、「明日する。俺が一番、(テラスハウスに)ずっといるから」と率先して手を挙げる流佳。申し訳なさそうにする凌に、ペッペが「(凌は流佳に)英語教えてくれるからね」とさりげなくフォローを入れた。


・ペッペが恋に落ちて、嫉妬?
 本編最後に、香織の提案で、凌と愛華が、東京ドームで野球の試合を観戦する約束を交わす。まだテラスハウスの内情(人間関係)を知らない凌は、「行っていいの? 俺が。大丈夫? なんか……。本当にいいの?」とペッペや流佳の顔色を伺う。笑いながら平然を装うペッペだったが、表情は若干曇っていた印象だ。


「Bros before hoes」(女よりも男友達を大切にする/色恋より友情を優先する)。


 と、恋愛沙汰でゴタゴタすることを心配していた凌に、宣言していたペッペ。どうやら現時点で彼は、愛華を気になっているようだ。「もうちょっとで好きになる人がいるかもね」とウィンクしていたが、芽を出したペッペの想いが、今後はっきりとした好意へと成長していくのだろうか。またそのときペッペが、「Bros before hoes」を有言実行するのかも気になるところ。ペッペと愛華に続き、凌が新メンバーとして入ってきたことで、テラスハウス内の雰囲気がガラリと変わり、それぞれの“恋愛・夢・友情”が一気に動き出すのではと期待が募る。


・グッとくる、翔平の一言と香織の背中
 そんな中、第18話で個人的に最もグッときたのは、「苦手なんだよね、みんなでワイワイみたいなの」という翔平の言葉と、香織が凌に趣味を聞かれたときに「飲むの好きよ」と答えた後ろ姿だった。翔平のこの一言には、今まで画面を通して見てきた彼のすべてが詰まっているようで、どんな言動よりも、「あぁ、本当に卒業するんだな」と実感してしまう。気恥ずかしさからなのか、流佳の顔を見れずに、本心ではない強がりを口にしてしまう感じが、あまりに翔平らしすぎるのだ。そして、そのあと何かを諦めたようにふっと顔を上げ、しっかりと自分の気持ちを説明し直し、最後には素直に「楽しかった、ありがとう」とはにかむ。その表情からは、流佳をはじめテラスハウスのメンバーと過ごす時間が、翔平にとって本当に居心地がよかったんだなということが伝わってきた。


 そして、そんな翔平に想いを寄せていた香織が、新メンバーの凌に「飲むの好きよ」と答えた後ろ姿。本編(16TH WEEK)の最後に、翔平と香織はお互いがすれ違っていたことが判明し、やっと誤解が溶けて、笑い合っていた。そのときに二人は「また飲みに誘ってもいい?」(香織)「いや、もう飲み行こうよ」(翔平)「一緒、行こう」(香織)「うん」(翔平)と、飲みにいく約束を交わしている。その約束が果たされることなく、急にテラスハウスを去った翔平。香織はお別れの言葉も言えなかった。その夜、翔平の代わりに入ってきた凌と夜道を二人で歩く香織が「飲むの好きよ」と呟いた後ろ姿には、いろんな感情と思い出が乗っかっているように感じてしまったのだ。(文=戸塚安友奈)


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