TOKIO・城島茂の「結婚記事」における、異例の家族コメントと“山口復帰”への疑問

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2019年10月09日 00:12  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

「週刊女性」10月22日号(主婦と生活社)

 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 波紋を呼んでいる関西電力の巨額金品授受問題。しかし、これは関電だけの問題ではないのでは、との疑問も徐々に浮上している。原発立地問題の闇を、膿を再び炙り出すジャーナリズム、調査報道を期待したい。

第478回(10/3〜10/8発売号より)
1位「城島茂 『結婚するので安心してください』」(「週刊女性」10月22日号)
2位「独占スクープ 山口達也が泣いた 城島茂『一緒にもう一度』の執念」(「女性セブン」10月17日号)
3位「新われらの時代に 林葉直子 余命1年と宣告されて」(「女性セブン」10月17日号)

 「週刊女性」の城島茂の結婚記事にちょっと驚いた。記者が向かったのはお相手の菊池梨沙の実家。その両親や家族に結婚のことを聞こうという、週刊誌ではよくある取材だ。すると出てきた菊池ママが満面の笑みでそれに応えた。

 まずは娘の結婚相手の城島を絶賛し、城島の家族とも円満な関係で、また城島は高1の弟を気にかけて一緒に遊んでくれているというエピソードを披露した。さらに外出する菊池ママは、代わって菊池の祖父母を玄関先に呼び、さらに記者の取材に応じた。

 祖父も孫の結婚を喜び、菊池の幼少時代だけでなく、4年前に訪れた城島から「結婚を前提にお付き合いさせてもらっている」と挨拶されたこと、さらに「結婚してから何かあったら、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、弟さん、みんなを面倒見るから心配いらないよ、安心して」とまで言われたことも披露した。さらにさらに、父親も取材に応じ、城島と3回会い、ゲームセンターでUFOキャッチャーをしたこと、また酒を飲んだことを語っている。

 家族総動員――。しかし驚くのはそれじゃない。お祝いごとに芸能人家族がマスコミの取材に応じることは、さほど珍しいことではないから。でも、でもジャニーズではかなり異例なことだ。これまで結婚したジャニーズは近藤真彦、木村拓哉、少年隊・東山紀之、V6・井ノ原快彦、TOKIO・国分太一など結構いるが、お相手の家族がここまでマスコミに答えることはなかったから。

 これまでジャニーズの結婚には、さまざまな障害が指摘されてきた。人気低迷などを指摘され断念させられるという“結婚の掟”、グループ内で1人だけしか許されないし、事務所の許可が絶対条件などなどの高いハードルだ。そして、そんなハードルを超えると今度は“家族”や“子ども”など、プライベートはタブーとされた。最近では井ノ原や東山、そしてキムタクまでも家族の話をするようになったが、アイドルが結婚しても生活臭、所帯くささを醸し出すことはタブーだったはずだ。だから結婚しても、本人、もしくは相手の家族がその喜びをマスコミに話すことも禁じられてきたはずだった。でも、でも城島のケースは違った。かなり詳細、具体的エピソードを菊池の家族は語っている。家族総動員で。

 いいのか、もう? 城島だから? 生活感がありありもでも、もういいって? 城島はアイドル枠じゃない? ファンも納得してるから? それともジャニーズが変わった? うーん。

 お次も城島茂ネタ(笑)。山口達也の“最後の告白”をスクープした「女性セブン」だが、今度はTOKIO再結成を匂わせる記事をぶち上げた。その根拠は城島結婚会見の翌日、9月29日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)での城島の発言だ。

「どんなに離れようが、何しようが、メンバーは一緒やと思うんです。メンバーはどんなに離れていようが心はひとつやと思っている」

 そして、この発言が結婚会見の翌日のスペシャル番組だったこと、さらにさらに、「セブン」による山口告白記事が重なるなど、“絶妙なタイミングで交わった”ことでTOKIO再結成、つまり山口復帰が取り沙汰され始めたというのだ。

 しかも、そもそもこの城島の発言、そして再結成への思いは、山口の告白インタビューにあったと「セブン」は解説する。

「メンバー全員がこの記事を読んでいます。それ以降、彼らはTOKIOの再結成始動を強く意識してきました。特に大きく響いていたのが城島さん。だからあんな発言もしたのでしょう」(テレビ局関係者のコメント)

 そう、自慢なのだ。どうやらこの記事、「セブン」の山口インタビューを全面に押し出した自慢記事だった。“山口スクープすごいだろ、それで城島が動いた、再始動の道が見えてきた。これもそれも「セブン」スクープがきっかけ”と。

 まあスクープ自慢、嫌いじゃないけどね。我田引水だけど、でもいいよ。ただ、城島は記事タイトルにあるように「一緒にもう一度」とは発言してないし、同じく「山口が泣いた」にしても、これまたTOKIOと親しい関係者の「山口さんは泣いて喜んでいるはずです」という臆測コメントから引っ張ってきたもの。プラス、インタビューに応じてくれた山口を助けたい気持ちもあるんだろうけど、山口復帰は――、うーん。

 「セブン」のルポ連載「新われらの時代に」だが、今回取り上げられたのが林葉直子だ。そして筆者は話題作『聖の青春』(講談社)を書いた作家である「将棋世界」の編集長も務めた大崎善生。面白くないはずがない。林葉の将棋人生をあのスキャンダルにも触れながら書き進められていく。そして5年前に肝硬変を患い余命1年と宣告された林葉の現在も。必読。

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