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「ミスターCS」内川聖一のCS成績を振り返る

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2019年10月09日 11:10  ベースボールキング

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ベースボールキング

写真17年CSで4試合連続本塁打を放ったソフトバンク・内川(C)KYODO NEWS IMAGES
17年CSで4試合連続本塁打を放ったソフトバンク・内川(C)KYODO NEWS IMAGES
◆ CS通算10本塁打の“短期決戦の鬼”

 両リーグともに、まさに白熱した試合展開となった今年のクライマックスシリーズ(以下、CS)1stステージ。パ・リーグは2位のソフトバンクが2勝1敗で通過し、CS2ndステージに進むことになった。

 そのCS1stステージ、ソフトバンク勝利の立役者となったのが、内川聖一。今季は3年振りに規定打席に到達したが、シーズン中の打率は「.256」と本調子ではなかった。しかし、CSに入ると別人のように打ちまくり、楽天と対戦したCS1stステージの打撃成績は、打率.364(11-4)2本塁打、4打点。3戦目には同点弾に加えて決勝アーチも放つなど、ここ一番での勝負強さが光った。

 過去3度もCSの“MVP”に選出されている“短期決戦の鬼”内川の「ミスターCS」と呼ぶにふさわしい打撃成績を振り返ってみたい。


◆ 8度のCS出場!6度の3割超え

▼ 2011年
ファイナル:打率.455(11-5)3打点
チーム成績:日本一
※シーズン1位
☆クライマックスシリーズMVP

▼ 2012年
ファースト:打率.364(11-4)2打点
ファイナル:打率.455(11-5)
チーム成績:ファイナルステージ敗退(0勝4敗)
※シーズン3位

▼ 2014年
ファイナル:打率.269(26-7)2本、3打点
チーム成績:日本一
※シーズン1位

▼ 2015年
ファイナル:打率.417(12-5)4打点
チーム成績:日本一
※シーズン1位
☆クライマックスシリーズMVP

▼ 2016年
ファースト:打率.500(8-4)1本、2打点
ファイナル:打率.294(17-5)1打点
チーム成績:ファイナルステージ敗退(3勝4敗)
※シーズン2位

▼ 2017年
ファイナル:打率.389(18-7)4本、7打点
チーム成績:日本一
※シーズン1位
☆クライマックスシリーズMVP

▼ 2018年
ファースト:出場なし
ファイナル:打率.455(11-5)1本、3打点
チーム成績:日本一
※シーズン2位

▼ 2019年
ファースト:打率.364(11-4)2本、4打点
※シーズン2位
※10月7日終了現在

 一目見ただけでもわかる通り、CSの打撃成績は驚異的だ。CSに8度出場して打率が「.250」を割ったことはない。それどころか、CSにおける唯一のMVP複数回受賞(2011、2015、2017年)に加え、打撃3部門のクライマックスシリーズ通算成績はいずれも現役トップである。

 ちなみに、チームがファイナルステージで敗退した際の内川の成績を見ると、打点が少ない。2016年も打率.294とまずまずの成績を残していたが、得点圏では4打数ノーヒットに終わり、打点は第2戦にショートゴロで記録した1打点のみ。第7戦は4打席回ってきたが、一死一三塁で迎えた第1打席の四球を含め、3四球と勝負を避けられてチームも敗退した。

 西武の辻監督も、好調な打者に対しては「勝負をするのか、しないのか、見極めていかないと」と語っており、状況次第で好調な内川との勝負を避ける可能性も十分にあるだろう。今季で37歳というベテランになったが、その高度な打撃技術はまだまだ健在。パ・リーグ王者の西武と対戦するファイナルステージでも、そのバットから目が離せない。


文=福嶌弘(ふくしま・ひろし)

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