『影踏み』で『月とキャベツ』以来の再タッグ 篠原哲雄監督、“俳優”・山崎まさよしの魅力を語る

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2019年10月09日 17:51  リアルサウンド

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(c)2019「影踏み」製作委員会

 山崎まさよし主演映画『影踏み』の監督を務めた篠原哲雄が、制作の背景を語った。


【写真】『影踏み』ポスター


 『64(ロクヨン)』『クライマーズ・ハイ』などで知られる作家・横山秀夫の同名小説を映画化した本作は、犯罪者側を主人公にした物語。


 深夜に人の居る住宅に侵入し盗みを働く、通称「ノビ師」の真壁修一は、ある夜、侵入した稲村邸の寝室で、夫の寝ている側に火を放とうとする妻・葉子の姿を目撃する。咄嗟の行動で放火現場を止めに入ったが、その直後、修一は逮捕されてしまう。2年の刑期を終えた修一が、なぜあの日の侵入がバレていたのか、自分だけが逮捕されたのか、あの時夫を殺害しようとしていた妻・葉子の行方を解き明かす。


 主演の山崎のほか、尾野真千子、北村匠海、鶴見辰吾、滝藤賢一や大竹しのぶ、竹原ピストル、藤野涼子が出演する。


 篠原監督は、『月とキャベツ』以来22年ぶりの長編作での再タッグとなる山崎について、「彼が出演することが決まっている時点で役者として見ているので、彼だけ特別扱いするということはしなかったです。ミュージシャンというどこか職人的な部分が、泥棒という役にしっくりきたので、彼自身も自然に演じていくことで何とかなったと思っているはず」と今回の役へのキャスティングについて思いを語った。


 また、本ポスターにもある撮影中の鋭い表情をした山崎について、「彼がこんな鋭くにらめつけるような顔をするなんて思っていなかったです。撮影が始まって何日目かにできるようになったんですけど、それは今回での一つの発見ですね。本人もびっくりしているのではないかな」とコメント。「他の役者にはない魅力はありますよね。演技を構築していこうとしているわけではないので。他の俳優のように器用ではないけど、“山崎まさよし”という人の持ち味でしか勝負できないところが魅力です」と役者としての魅力を語った。


(リアルサウンド編集部)


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  • 「月とキャベツ」は何度見ても泣いてしまう。
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