『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編公開 のんのアフレコ風景やコメントを収めた姿も

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2019年10月10日 10:11  リアルサウンド

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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(c)2019こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会

 12月20日に公開となる『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』より、本予告とのんのアフレコ風景とコメントを収めた特別映像が公開された。


参考:映像はこちら


 本作は、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向き、日々の暮らしを紡いでいく女性・すずの深い感情を描いた、2016年の映画『この世界の片隅に』を原型とした新たな物語。すず、リン、周作、それぞれの内に秘められた想いを、片渕須直監督が映像化する。


 予告編では、すずが描いた“あいすくりいむ”や“ハッカ糖”、“わらび餅”などお菓子の絵について、リンと楽しそうに笑い合う場面や満開の桜の木を背に語り合う場面など、二人のこころの交流が描かれる。さらに、前作では描かれなかった、周作を巡るすずとリンの関係性も垣間見えるシーンも。ある日、周作の部屋で“最後のページの一部が切り取られたノート”を発見したすずは、ひらがなが読めないリンが「ええお客さんが書いてくれんさった」と、リンの名前と住所が書かれた“ノートの切れ端”を嬉しそうに見せてくれたことを思い出す。


 白い息を吐きながら、寒空の下を曇った表情で歩くすずの姿と、「周作さん、うちは何一つリンさんに敵わん気がするよ」と話すすずの声が挿入される。


 のんは、3年ぶりにすず役を演じ「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しましたが、スタジオでは監督とリン役の岩井さんと一緒に収録することができたので、すぐにすずを思い出せた気がします。今までのすずさんと違った一面もあるので、面白かったです」と、前作との違いについて語り、同じく3年ぶりにリンを演じた岩井七世は、「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきたときは、“やっとだ”という思いから涙が出ました。」と感慨深いコメントを寄せた。(リアルサウンド編集部)


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