泳いで焼いてBBQ!滋賀県民は海でやること何でも琵琶湖でやっちゃうの?

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2019年10月11日 14:21  TVerプラス

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琵琶湖は言わずもがなの日本最大の湖。面積は670㎢もあり、東京23区627㎢より大きく、大阪市の約3倍もある。巨大水源として関西民の生活を支えている。だが滋賀県は関西で「水しかない」といじられる。とくに京都府民からは「琵琶湖以外何があるの?」と馬鹿にされる。滋賀県民は「京都への水止めるぞ」などとむなしく応戦するしかない。この京都府民が圧倒的上から目線で滋賀県民を見下ろすやり取りは、関西人定番の戦いとして「秘密のケンミンSHOW」ではよく取り上げられてきた。しかし我々は琵琶湖の真の魅力をわかっていなかった。他県民が考えるよりずっと滋賀県民は琵琶湖で楽しんでいるらしい。実際、滋賀に行って県民に聞くと「琵琶湖は海」だと平気で言う。いやいや湖でしょう、海ではないでしょうと言いたくなるが、「海水浴ができる」とのたまうではないか。「海でできることは何でも琵琶湖でできる」のだという。8月半ばに琵琶湖のほとりに行くと、滋賀県民たちが本当に海水浴、いや湖水浴を楽しんでいた。とくに湖水浴のメッカ、近江舞子という場所に行くと大いに盛り上がっている。松林ではBBQを楽しみ、湖岸では普通に水着を着て泳いでいる。本格的にシュノーケリングを楽しむ人びともいるし、浜辺で寝そべって肌を焼く県民もいて、これはまるっきり海の過ごし方だ。いわゆるパリピ的な一団もいるし、若者たちがキャッキャとはしゃいでいる様子は、関東で言えば湘南とほとんど変わらない。見渡せば4kmに渡って白浜が続いている。ここは、滋賀県民にとっては十分海なのだ。そして湖の水は、湘南の海の水よりむしろきれいで限りなく透明!そしてクラゲがいないのでお盆を過ぎても泳げる。湖水の温度は30℃で泳ぐのにちょうどいい。なんだ、海よりずっといいじゃないか。海より快適な海、それが琵琶湖だったのだ!さらに滋賀県民が言うには、「京都からもよく来てる」という。駐車場を見て回ると、この車も、あの車も、京都ナンバーではないか!いつも「水しかない」と馬鹿にする京都府民が、大勢いるのはどういうことだ?!それもそのはず、近江舞子は京都市から車で1時間、電車だと快速に乗れば30分で着いてしまう。京都府の海は日本海でずいぶん北。琵琶湖の方がずっと近くて便利なのだ。なんだよ、京都府民!馬鹿にできる立場じゃないだろ!湖水浴とは別の琵琶湖の楽しみ方が、琵琶湖テラスというところで堪能できると滋賀県民がしきりと言う。これはロープウェイに乗って山の上に行くと、琵琶湖が一望できる名所があるのだ。雲がかかった琵琶湖を見下ろすと、天に昇った気分になる。なんだ、琵琶湖すげえじゃん!滋賀県、最高かよ!京都府民、お世話になってるじゃないか。もちろん京都府民は琵琶湖で湖水浴を楽しみつつも、「水しかない」と上から目線をやめないのは言うまでもないが。【文:境 治】

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  • その昔、琵琶湖には行き交う船から通行料を徴収する海賊紛いの連中もいたそうですね。
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