おひとり様以外はお断り! ひとりぼっち限定バーに行ってみたら…人のぬくもりに触れた

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2019年10月11日 18:52  Pouch[ポーチ]

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大人になったら行きつけのバーのひとつやふたつ、できてるものだと思ってました。もはやひとりカフェもひとり焼き肉も平気ですが、あまりお酒を飲まないこともあって、バーに入るのだけは敷居が高い……。

そんな中、複数客お断りで、おひとり様しか入れないバーがあるという情報をキャッチしました。これは行ってみるしかない……。

毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は、ぼっちの可能性を探るべく、Pouch編集部員が奮闘する「ステキなぼっちの日」。

というわけで、今回はひとりぼっち限定バーに潜入です。

【ドキドキしながら重い木の扉を開ける】

お店があるのは新宿の繁華街。スナックや飲食店が雑居ビルの上の方のフロアに入っているよう。私は人見知りだし、お酒も詳しくないのに、ひとりでバーなんか入って大丈夫なのかと、エレベーターに乗っている間も緊張……。

お店の前に着くと、木の扉に看板があり、たしかに「お一人様限定」と書いてます。中の様子が見えないのでドキドキしますが、意を決してドアをオープン!

【思いのほかアットホームな雰囲気】

カウンターには5〜6人のお客さんが並び、なにやら親しげに談笑していました。ひとりで来てるはずなのに、まるでみんな昔からの友達同士のよう……。

「こんばんは、こちらの席どうぞ」と店の人に声をかけられ、奥の席に。

とりあえずお酒を注文しますが、自分からまわりの人に話しかけるものなの……? それとも話しかけられるまで待つべき? と作法が分からず悶々としていると……。

緊張した私の空気を察したのか、お店の人がお酒を出しながら、

はじめてですよね?どうやってこのお店知ったんですか?

と話しかけてくれました。カウンターにいる他のお客さんもそれに反応して声をかけてくれて、なんとなく会話が始まってちょっと安心。

どうやら、誰かが来たら一緒に話す……という空気感ができあがってるようです。みんな優しい。

【おひとり様バーに来る人の気持ちとは】

最初のほうこそ相槌ひとつ打つのも緊張していた私ですが、お酒が進むうちに緊張もとけてきて、自然に会話できるように。これまでの孤独なぼっち企画とは段違いに、知らない人とコミュニケーションを取ってます。

一見さんもいるけど、ひとりで通っている常連さんも多いみたい。他のバーではなく、この店に通う理由が気になったので聞いてみました。

「ここはひとりだけど、ひとりじゃないからちょうどいいんだよね。色んな人と話せるし」
「他のバーで女の人に話しかけたりすると『口説いてる?』みたいな空気になるけど、ここは自然と会話できるから気楽」
「他のバーにも行くけど、上司と部下の二人組が来ると説教とか始まって、隣で聞いてるだけでキツイことも多い。ここはひとり限定でそういうのがないから」

なるほど……。ひとり客しか来ないからこその良さがこのお店にあるんですねぇ。

【知らない人と他愛ない話をする心地よさ】

誰かと飲みにに行っても、一緒に来た人とだけ話して他の人とは話さないことも多いけど、ここはみんなひとりだからこそ、知らない人同士で会話ができる場所でした。

不思議だったのは、次の日にどんな会話をしたかハッキリと思いだせないのに、なんとなく楽しかったな〜という気持ちだけが残ったことです。よくひとりで飲みに行く友達に「バーでどんな話してるの?」と聞いても「うーん、べつに大した話はしないよ」って言ってたけど、こういうことか……。

ひとり飲みデビューがしたいとき。家族でも友達でも職場の人でもない、自分のことを知らない誰かと話したいとき。なんだかひとりが寂しいときに「お一人様限定バー」に行ってみるといいかもしれません。

ぼっち度 ★★
人と話せる度 ★★★★★★★
オトナ度 ★★★★★★★

参考リンク:お一人様限定バー BARひとり
執筆:御花畑マリコ (c)Pouch

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  • お酒苦手だし、知らない人と話すのが苦痛(話のネタがない)だし、容姿もダメダメなんですが、行ってみたいです。若い人が行くクラブとかも行ったことないので一度でいいから行ってみたい。
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