国際芸術祭「東京ビエンナーレ 2020」のプレイベントが開幕、スマイルズ遠山正道や山縣良和らが参加

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2019年10月11日 20:22  Fashionsnap.com

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「HOW TOKYO BIENNALE? 東京ビエンナーレ2020 計画展」に展示される津村耕佑による作品 Image by: FASHIONSNAP.COM
東京北東部一帯を舞台にした「東京ビエンナーレ 2020」の開幕に先駆けて、10月12日から11月24日まで「東京ビエンナーレ 2020 プレイベント」が都内各地で開催される。

 東京ビエンナーレ 2020は千代田区、中央区、文京区、台東区の公共スペースや公共施設、学校、寺社会堂を会場に、2020年から隔年で開催する国際芸術祭。第1回は「"私"から"私たち"へ。」をコンセプトに、2020年7月3日から9月13日までの73日間にかけて行われる。総合ディレクターはアーティストの中村政人とクリエイティブディレクターの小池一子が担当。10月11日の今日開催した記者会見に登壇した中村は、「合理化した近代は利己的になり、他者との接点が窮屈になってきている部分を感じていた。繋がりを生み出すためのコミュニティーの創出など、アートの持つ力を通じて創造的なエネルギーが個に湧いてくるような新しい文化フレームとなる場を作りたいと思った」と東京ビエンナーレ 2020を立ち上げた経緯について話した。
 プレイベントの舞台となるのは神田、日本橋、京橋、番町、池袋といった5つのエリア。東京ビエンナーレ 2020の全貌を紹介する展覧会「HOW TOKYO BIENNALE? 東京ビエンナーレ2020 計画展」では、ファッションデザイナーの津村耕佑や、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」の山縣良和、スマイルズの遠山正道代表、アートディレクターでデザイナーの佐藤直樹、美術家の村山修二郎ら計28組が参加し、プロジェクトの紹介や作品の展示販売などを行う。なお、10月12日は台風19号の影響により、同展の会場であるアーツ千代田 3331は臨時休館となる。
 このほか、プレイベントでは鈴木康広、スプツニ子!+西澤知美、やんツーら3組の作家による「水都・日本橋のゲニウス・ロキは、どこへ向かう?コンテンポラリーアーティスト3組の新作展」や、ベンチを設置することで東京の風景を変化させる試み「TOKYO BENCH PROJECT 2019-2020」、各地に小屋を設置し持続可能な社会のあり方を問う「TINY HOUSE FESTIVAL 2019 TINY HOUSE 展示会テーマを持った20戸の小屋の展示会」、チャリティ団体が運営する中古品販売店「チャリティショップ」を実験的に運営する「ロイダッツチャリティショップ社会実験」などを開催する。
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■東京ビエンナーレ2020 プレイベント全体会期:2019年10月12日(土)〜11月24日(日)開催場所:東京都心5会場総合ディレクター:中村政人(アーティスト)、小池一子(クリエイティブディレクター)プロジェクトプロデューサー:中西忍(建築家、日本科学未来館副館長)東京ビエンナーレ 2020
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