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【漢字トリビア】「歌」の成り立ち物語

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2019年10月13日 11:20  TOKYO FM +

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写真【漢字トリビア】「歌」の成り立ち物語
【漢字トリビア】「歌」の成り立ち物語
「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。今日の漢字は「歌」、「歌曲」の「歌(カ)」。
(TOKYO FM「感じて、漢字の世界」2019年10月12日(土)放送より)


「歌」という漢字は「許可」「可能」の「可」という字を二つ重ねて書き、その右隣に「欠ける」という字を添えます。
「可」という字で使われている「口」の字は、白川文字学でおなじみの「サイ」。
神への祈りの言葉、祝詞を入れておく器だといわれています。
「口」のまわりを囲む「丁(テイ)」のような字が表すのは、木の枝で作られた杖。
一方の「欠ける」という字は、口を開いて叫ぶ人が立っている様子です。

これらを組み合わせた「歌」という漢字が表しているのは、願いを入れた器を杖で激しく叩き、神に実現を迫る人の姿。
いにしえの人は声に抑揚やリズムをつけ、歌うように祈ったことから、「うた・うたう」という意味をもつようになりました。
日本語の「うた」の語源は「うつ」「訴える」という説もあるようです。

何もかもうまくいかない日、悲しみから逃れたいとき。
気づけばふと、歌を口ずさんでいることがあります。
それは、神のもとへ届けられる、苦しい胸のうち。
歌は、いつでもどこでも力をくれる、あなただけのお守りです。

漢字は、三千年以上前の人々からのメッセージ。
その想いを受けとって、感じてみたら……。
ほら、今日一日が違って見えるはず。

*参考文献 『常用字解(第二版)』(白川静/平凡社)
     『白川静さんと遊ぶ 漢字百熟語 PHP新書』(小山鉄郎/PHP研究所)

10月19日(土)の放送では「小」に込められた物語を紹介します。お楽しみに。


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<番組概要>
番組名:感じて、漢字の世界
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時 :TOKYO FMは毎週土曜6:40〜6:45(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
パーソナリティ:山根基世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/kanji/

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