F1第17戦日本GP決勝 トップ10ドライバーコメント(2)

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2019年10月14日 21:11  AUTOSPORT web

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2019年F1第17戦日本GP 優勝:バルテリ・ボッタス、2位:セバスチャン・ベッテル、3位:ルイス・ハミルトン
2019年F1第15戦シンガポールGP決勝で5位〜優勝のドライバーたちが日曜日を振り返った。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=5位
 全体として、とてもいい一日になった。金曜に中団グループをリードした流れに乗って、予選も絶好調だった。主な競争相手に明らかな差をつけて、7番手と8番手だからね。午後のレースではインサイドのラインからいいスタートを決めて、今回もハミルトンとホイール・トゥ・ホイールの戦いをした。その後はペースをコントロールして、長い第1スティントを走り抜いた。

 第2スティントはまさに最高だった。ものすごくいいペースでルクレールを抑えきり、また5位に入れたのだから。予選もレースも、今日の結果には大満足だよ。唯一残念なのは、ランド(・ノリス)が不運に見舞われて、ポイント圏内でフィニッシュできなかったことだ。チームとして、日本でもダブルポイントフィニッシュを達成できるだけの仕事をしていたのは明らかだ。本当によくやったよ!

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=4位
 4位は僕のここまでのF1キャリアのなかでベストリザルトだ。今回はこのチームに入ってから一番うまくいった週末だったと感じる。FP1で走り出した時点から快適に走ることができたし、バランスにもいい感触を持った。それはとても大事なことだ。鈴鹿では自信を持って走れることが重要だからね。特に僕の場合はここで走るのは初めてだったから。

 レースではさらに上を目指していた。スタートはもっとうまくやれたはずなのに、発進の時にひどいホイールスピンが起きて、マクラーレンの2台に抜かれてしまった。その後、ポジションを取り戻すことができたけれど、そのころには先頭集団から大きく遅れてしまっていた。ランド(・ノリス)と5番手争いをした時、彼は僕にスペースを残してドアを開けていたが、かなりタイトだったよ。

 あとは戦略を利用してカルロスをアンダーカットした。その後は単独で4位を走行し、最後までタイヤを持たせることに集中した。マックス(・フェルスタッペン)がリタイアしたから、チームのためにポイントを稼ぐことができてよかった。今日は4位が最大の結果だったと思う。

 まだ慣れるための過程にいるけれど、今日のペースと自分の進歩には満足している。僕らは今週末、一歩前進したと思う。

 ホンダのホームグランプリだから、今回、僕らはもっといい結果を望んでいた。いいところまでいったが、十分なペースがなかった。これから宿題をこなして、次のメキシコにもっと強くなって戻って来たい。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=3位
 チームが素晴らしい結果を出すことができたからとてもうれしい。6年連続ダブルタイトルというのは信じられないほどの成果だ。長年のハードワークによってもたらされたものであり、このチームが持つ強さの証明だと思う。自分がメルセデスの歴史の一部であることを心から誇りに思う。ファクトリーで働く全員に感謝したい。

 今日バルテリは勝利に値する素晴らしい仕事をした。おめでとうと言いたい。僕は自分にやれることはすべてやった。今日は1−2の可能性があったと思うから、ミーティングをして、何が完璧ではなかったのかを調べたい。

 残りのレースも楽ではないだろう。フェラーリはストレートラインスピードでアドバンテージがあるから、予選で彼らの上に立つのはかなり難しい。そのためにレースのなかで彼らに勝たなければならないんだ。でも、見ていてくれるファンにとっては面白いレースになるからいいかもしれないね。

 今日はこの歴史的な成功を祝うけれど、明日はまた仕事に戻る。残りのレースで勝ちたいね。

(2回目のピットストップについてSky Sportsに語り)驚きはしなかった。チームが2回ストップを決めた。(最初のピットストップで)ミディアムを装着した時点で、そうなると分かっていた。

 でももっといいガイダンスがあれば、(1回ストップで)走り切れたと思う。タイヤのデグラデーションが大きいから2回ストップで行くと言われた。最初に言われていれば、タイヤを労わって走って、最後まで持たせることができたかもしれない。

■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
 朝の予選はとてもうまくいったが、決勝で完璧な結果を出すことができなかった。

 僕もシャルル(・ルクレール)もスタートを失敗した。うまく決まっていれば、2台がトップで走っていたはずだ。難しい一日だった。単純に、ライバルの方が速かった。(優勝した)バルテリ(・ボッタス)は飛ぶように走って遠ざかっていった。

 スタート失敗については、最初クラッチ操作が早すぎて、その後再度行うことになり、勢いを失った。通常僕らはスタートがとてもいいのに、今回はそうではなかった。

 さらに、レースペースがライバルより少し劣っていたし、バルテリやルイス(・ハミルトン)よりもタイヤの消耗が激しかった。ライバルたちはスティントを通してペースを維持していたが、僕らはスティント終盤に大きく落ち込んだ。

 レース終盤は、ルイスの前でフィニッシュすることを目指して走った。彼がストレートでオーバーテイクするのが簡単でないことは分かっていたので、重要なポイントでミスせずしっかり走るよう心がけた。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=優勝
 ダブルタイトル6連覇というのは素晴らしい成果だ。チームメンバー全員が誇らしく思える結果だよ。皆に心からお礼を言いたい。どれだけ大きな成果か、まだ実感していないけれど、僕らはF1というスポーツに歴史を作ったといっていいだろう。

 いいシーズンを送り、ほとんどすべてのチャンスをものにしてきた。特にシーズン序盤はいい結果を出した。これまで誰も成し遂げたことのないことを達成したというのは最高の気分だよ。素晴らしい一日になった。

 今日はスタートがとてもうまく決まった。キャリアのなかでもベストのひとつに入る出来だ。そのおかげで序盤にトップに立つことができた。

 決勝で僕らのマシンが速いだろうことは予想していたが、このサーキットはオーバーテイクがとても難しいから、スタートでリードを狙いにいく必要があると考えていた。うまくいってとてもうれしい。

 楽しいレースだったよ。マシンの感触がとてもよかったし、アップグレードはうまく機能していたと思う。

 鈴鹿は昔から大好きなトラックだけど、今まであまりいい結果を出したことがなかった。でも今年勝つことができて、さらにここが好きになったよ。久しぶりに勝って、勝利の喜びを味わうことができた。僕が優勝したことで、コンストラクターズ選手権を確定することができた。それがすごくうれしいし、誇らしい気持ちだ。

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