不採用通知で傷付かない! 「HRport」開発中の株式会社tabeco、資金調達を実施

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2019年10月15日 15:32  Techable

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「今後のご活躍をお祈りします」と書かれた不採用通知。いわゆる「お祈りメール」に傷つく求職者を減らすため「HRport」を開発中の株式会社tabecoがこのたび、資金調達を実施した。
「TORYUMON TOKYO」で最優秀賞に同社は、自社とアンマッチだった求職者を会社間で推薦し合えるプラットフォーム「HRport」を開発中だ。

このたび、プレシードラウンドで、イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合およびF Ventures Fund 2号投資事業有限責任組合を引受先とし、第三者割当増資による資金調達を実施(調達額は非公開)。

イーストベンチャーズからの出資は以前より決定していたが、2019年8月24日の「TORYUMON TOKYO」で最優秀賞に輝いたことをきっかけに、F Venturesからの出資も決定した。今回の資金は、HRportの開発およびチーム体制の強化に充てられる。
学生の就職活動支援「HRport」は、主に新卒求職者(就活生)を対象としており、企業はアンマッチだった求職者との関係を一方的な不採用通知で終わらせるのではなく、HRport上で厳選された他社企業を推薦させてもらえないかというオファーを出すのだ。求職者がオファーを受ければ、推薦企業が得た所感や推薦文を投稿し、他社からのスカウトを受けやすくするという。

これにより、従来の「お祈りメール」が、「推薦します」というポジティブなものに変化するだろう。推薦企業は、面接後も求職者との関係を良好に保つことができるうえに、求職者の内定承諾後に「HRport」よりお礼金が受け取れる仕組みだ。

同社は、このサービスを普及させ、より学生に寄り添った採用をスタンダード化させていきたいとしている。

企業も学生も「HRport」の事前登録はこちら

本サービスは主に学生を対象としており、従来の人材紹介サービスとは少々着眼点が違うように感じる。未来ある学生の就活を支えるサービスに今後も注目したい。

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