「水や泥で汚れた古い記録を捨てないで」地域の貴重な歴史資料、修復可能な場合も 研究者団体が呼びかけ

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2019年10月15日 18:18  BIGLOBEニュース

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画像は「歴史資料ネットワーク」ホームページ スクリーンショット

台風19号の被災者や災害ボランティアに向けて歴史研究者らの団体が、水や泥で汚れた古い資料を安易に捨てないよう呼びかけている。


歴史研究者を中心とし、文化遺産の救出・保全を行っているボランティア団体「歴史資料ネットワーク」は、「2019年台風19号被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」とのメッセージをホームページに掲載。被災した建物から出てくることがある古文書などについて、「一見するとゴミのように見える場合がありますが、地域の貴重な歴史を記録したかけがえのない財産ですので、安易に処分しないでください」と呼びかけている。


歴史資料とは、古文書をはじめ、古いふすまや屏風、明治からの昭和の本・ノート・記録・新聞・絵、写真やフィルム、ビデオテープやホームムービー、農具や機織りや養蚕の道具、古い着物など多岐に渡る。泥水で汚れた紙の資料は、カビが生えるなど劣化していることがあるが、「適切な処置を行うことで、修復することが可能な場合」があるとのこと。処置に困ったら各地の教育委員会や歴史資料ネットワークに相談してほしいとしている。

このニュースに関するつぶやき

  • まったくその通りで、プラモも箱がダメになってもキットは組めるから。津波で浸水した問屋は、箱が傷んだから処分してしまったと言っていたけど…。
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