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田原総一朗「安倍首相悲願の憲法改正に提言 全政党で憲法勉強会を」

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2019年10月16日 07:00  AERA dot.

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写真田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社
田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社
 ジャーナリストの田原総一朗氏が、憲法改正を目指す現政権にやるべきことを提示する。

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*  *  *
 安倍晋三首相は10月8日に国会で「与野党の枠を超えた議論を深める中で、令和の時代にふさわしい憲法改正原案を作成していただくことを期待する」と強く呼びかけた。

 安倍首相は何としても憲法を改正したいと願っているのである。

 現在の憲法は、9条2項で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と明記している。

 実は、自衛隊が生まれたのは1954年で、翌55年に自民党が結成された。そして、初代総裁・首相の鳩山一郎は、自衛隊と憲法が相矛盾していると捉えて、自主憲法の制定、つまり憲法改正を唱えた。岸信介首相も憲法改正を主張した。だが、その後の池田勇人以来、佐藤栄作、田中角栄、そして小泉純一郎、麻生太郎に至るまで、自民党のどの首相も憲法改正を唱えていない。なぜなのか。

 昭和時代に、軍が暴走して無謀な戦争を起こし、日本を無残な敗戦に導いたことを強く反省し、歴代首相はいってみれば「軍からの安全」、つまり自衛隊の統制に神経とエネルギーを注いできたからである。

 だが、いわばハト派中のハト派である井上達夫氏(東大大学院教授)は「9条2項があるために、安全保障政策についての実質的議論が棚上げされ、9条解釈の『神学論争』にすり替えられてきた。さらに2項で『戦力を保持しない』と明記しているために『戦力統制規範』、つまり戦力が乱用されないように、戦力の編成方法や行使手続きを統制する規定が、憲法に盛り込まれておらず、現状のままで自衛隊を戦場に送り出すのは危険極まりない」と強調している。井上氏は、安倍首相と方向は相当異なっているのであろうが、憲法改正論者なのである。

 ところで、憲法改正より前に、実は自民党が発足して以来、国会で全政党が憲法について論議したことは、一度もないのである。

 率直に言って、現在の憲法には少なからず問題がある。だから、憲法改正について論議する前に、まず、全政党が国会で憲法についての考え方を述べ合うべきだ。

 だが、たとえば立憲民主党などは、自民党が呼びかける審議への参加を拒むはずである。その要因は、自民党がこれまで野党をだましすぎたためだ。自民党は、野党をだました揚げ句、数にものをいわせた強行採決で、思い通りの法を成立させてきた。だから、審議に参加すれば、いずれ自民党の思い通りの憲法改正を強行採決でやられてしまう、と恐れているのである。自民党側は、審議を拒むのは責任放棄だと批判したいかもしれないが、だましにだまして強行採決では、野党としては、自民党の提案に乗れないのは理解できる。

 私は、もしも自民党が、本気で憲法改正に取り組むつもりならば、1年か2年、審議会ではなく、本当の勉強会として全政党に呼びかけて、憲法について論議する場を国会に設けるべきだ、と提言したい。

 憲法改正を考えるのではなく、あくまで憲法について論議する勉強会である。私は国会議員たちと触れ合うことが多いが、与野党ともに憲法のことをよく知らない国会議員が少なからずいる。憲法について勉強する機会がほとんどないからだ。

 そこで、全政党で1年、ないしは2年、憲法について論議する。そして与野党が納得できるまで論議をしてから、全政党で憲法改正についての審議を始めるべきではないか。

※週刊朝日  2019年10月25日号

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  • 今からお勉強って、あたま大丈夫ですか( `ー´)ノ9条でどうやって、国を守るのか、小中学生でもわかるように説明してくださいよ。お願いしますよ。
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