「フェラーリは他の全マシンを危険にさらした」ダメージあるルクレール車を走らせ続けた判断を、マクラーレンが強く非難

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2019年10月16日 07:51  AUTOSPORT web

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2019年F1第17戦日本GP決勝 マシンにダメージを負ったまま走り続けるシャルル・ルクレール(フェラーリ)
マクラーレンF1チーム代表アンドレアス・ザイドルは、F1日本GP決勝でフェラーリがマシンにダメージを負ったシャルル・ルクレールに周回を続けさせたことを強く非難した。

 スタート直後にルクレールはマックス・フェルスタッペンと接触、フロントウイングが破損した。しかしフェラーリはすぐにはルクレールをピットに呼び戻さず、ピットストップを行ったのは3周目の終わりだった。それまでの間にウイングのパーツが飛び散り、すぐ後ろを走るルイス・ハミルトンのミラーを破損。また、破片がマクラーレンのランド・ノリスのブレーキダクトに引っ掛かり、ノリスは早めのピットインを強いられた。

 レース後、スチュワードは、フェラーリはコース上で大事故が起こる可能性がある危険な状況を作り出したとして、ルクレールへの10秒加算のペナルティとチームへの罰金25,000ユーロ(約300万円)を科した。

 ザイドルは、レース後、フェラーリの行動は非常に危険なものだったとして、強く非難した。
「フロントウイングのエンドプレート全体を引きずった状態のマシンに走行を続けさせ、他のマシンを危険にさらすチームの行動には、断固として異議を唱える」とザイドルは公式コメントのなかで発言した。

「ルクレールのエントプレートが最終的に飛び散り、不運にもランドの右フロントブレーキダクトにそのデブリが引っ掛かった。早々にピットに入らなければならず、それによって彼のレースは事実上、終わったようなものだ」

 ノリスは序盤6番手を走行していたが、4周目にピットに入って最後尾に落ち、最終的に13位という結果に終わった。

 走行し続けるルクレールには、ハミルトンも疑問を呈しており、「どうして彼に警告が与えられないのか、さっぱり分からない」と無線でチームに訴えていた。

 スチュワードのレポートによると、フェラーリはレースディレクターに対し、2周目の終わりにルクレールをピットに戻すと言いながら、2周目に破損したパーツが完全に外れたためマシンは安全な状態になったと判断し、ルクレールに走行を続けるよう指示したという。そのためレースディレクターがチームに指示を行い、ルクレールは3周目の終わりにピットインした。

 ルクレールはフェルスタッペンとの接触についても5秒のペナルティを受け、合計15秒加算で、6位から7位に降格された。

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